2月も半ばに「Spring has come!」としてはじめたコーナですが、夏も盛りになったので「庭の花アルバム」に名前を改めました。あなたのお庭にはどんな花が咲いていますか? お便りをお待ちしてま〜す。
今年も皇帝ダリアが満開に近ずきつつあります。。
(撮影:6月17日)
庭に斑入りキンシバイが咲きました。キンシバイも今年はいまひとつ花付きがよくありません。花に付いている昆虫は、たぶんヤマイモクビボソハムシ。
(撮影:6月17日)
隣家のザクロが花を付けていました。この花がやがて、野球のボール大の実になります。
(撮影:6月17日)
散歩道のオオキンケイギク。在来種を脅かす代表的外来種ですが、ぼくの自宅の近隣では、幸いあまり繁殖していません。
(撮影:6月17日)
左は庭のアジサイ、右は町内の道端のアジサイです。この季節、そこかしこで本当にたくさんの見事なアジサイを目にします。
梅雨のこの季節を知り尽くしたかのように、すごく水を欲しがる花が、これほどに奇麗に咲く取り合わせって、いったいどうして生まれたのだろう。自然界の美しいたくらみは、ほんとうに不思議です。
(撮影:6月10日)
たぶん、園芸店で妻が買ってきて植えたバーベナだと思います。いつもラベルを残しておくように言ってるんですけどね。残ってない。おかげで、植物図鑑を当たることになるので、まあ、勉強にはなるのですが^^;
(撮影:6月16日)
ふと気がつくと、お向かいさんの菜園が、雨後のコンニャク状態でした。よく見ると、雑草の間からびっくりするほどの数のこんにゃくが芽を出しています。うっかりとは歩けない^^
すごく印象的な、まるで犬のシッポがニョキニョキしているような姿ですが、実際にコンニャク芋が取れる株はそんなに多くないそうです。
(撮影:6月16日)
庭の茂みでユリズイセンが花を付けていました。散歩道では見たことがあるけど、もともと庭にはありませんでした。どこからやってきたのだろう。
(撮影:6月10日)
何とはなしにどこか儚げな、庭のクレマチス。例年に比べると少し気温が低いのか、どうもクレマチスの花付きがよくありません。写真に撮っても、どこか元気がないし・・・花は何を感じ取っているのだろう。
(撮影:6月10日)
毎年咲いてくる庭のミニバラ。いつものことだけど、バラはうまく撮ることができません。カメラの特性なのか、どうしても赤が飽和してしまいます。なので、そうしても全体として絵が暗くなりがちです。
(撮影:6月5日)
夜庭に咲くカラーに、修道服の黒いベールを思い出しました。調べてみると、「カラー」は修道服の襟の白いカラーから来ているとあってびっくり。考えることは同じですね^^
(撮影:6月3日)
いつの間にか妻が植えていた庭の瑠璃菊(ストケシア)。寒さにも暑さにも強い多年草だそうです。
GXRのMOUNT A12に、Micro-NIKKOR 55mmを付けて撮ったものですが、とてもシャープに写すことができました^^/
(撮影:5月20日)
散歩道でコバンソウを見つけました。気付かなかったけど、手前にミントが写っています。交雑種なのかな。こんど摘んでみよう。
(撮影:5月19日)
写真を少し加工するうちに、まるで水中花のような姿になってしまいました^^
(撮影:5月19日)
やっと庭のクレマチスが花を付けました。と、思ったら・・・蕾が青虫の餌になっていました。というわけで、花のコーナーに青虫登場です。
よほど美味しいのか食べ甲斐があるのか、朝から晩まで頭を突っ込んでいます>_<
(撮影:5月13日)
散歩道の水辺でキショウブを見つけました。たぶんはじめて。ショウブとしては珍しい色ですが「要注意外来生物」です。
(撮影:5月13日)
散歩道のノイバラです。「花を水洗いし、水気をとって、ホワイトリカーに漬け、冷暗所で三ヶ月ほど熟成させる」と花酒になるそうです(『山野草カラー百科』主婦の友社)。試したことはないけど。
(撮影:5月13日)
散歩道の脇道に、ちょっと控えめにサクランボが咲いていました。
(撮影:5月12日)
庭のジャーマンアイリスです。他に比べるとやや遅咲きかもしれません。アヤメに比べてとても豪華で、いかにも着飾った西洋婦人という印象です。こういう印象を持つのは、ぼくの年齢のせいかも^^;
(撮影:5月13日)
近所の道端にアヤメが咲きました。庭のジャーマンアイリスに比べると小柄ですが、日本的でとても奇麗です。
(撮影:5月5日)
園芸店でクレソンの苗を売っていたので買ってきました。クレソンは清流でないと育たないとかいわれ、いままで育てたことがありません。経験者の話しでは、水さえあればそれほど難しくないとのことで、庭の水栓の下にある鉢で育てることにしました。うまく根付いてくれるかな。
(撮影:5月3日、14日)
毎年、庭のあちこちから緑の針のような葉をのぞかせるクロタネソウです。花もそうですが、水滴をまとった姿がとても魅力的です。
ちょっと観点を変えて、雨の夜にモノクロで撮ってみました。クロタネソウの独特の魅力が旨く撮れているといいけれど^^
(撮影:5月3日、6日)
写真左は、ヒナゲシを舞台に繰り広げられるハナアブ対ササグモの対決の様子です。このあと密園に降り立ったハナアブは、ササグモの毒針に刺されて撃墜されました。
透き通った花びらが可憐な花ですが、花の中心はいかにも機能的に構成されているように思います。植物として生きるメカニズムを感じさせます。
(撮影:4月28日)
毎年この季節になるとデッキの下に咲いてくるスズランです。次第に勢力を増やしてきますが、デッキの縁から少し外に出はじめると足で踏まれてしまい、なんとなく気の毒です^^
(撮影:4月26日)
この季節になるとケヤキの根元の茂みに、たくさんのアマドコロが白い花を付けます。ナルコユリ(ホウチャクソウ)と区別がしにくい花ですが、4月後半の開花なのでアマドコロかなと思っています。ナルコユリは開花が一ヶ月ほど遅いそうです。
(撮影:4月26日)
昨年入手したエンレイソウが、なんとか二年目を迎えました。エンレイソウ独特の三つ葉がとても目立ちます。うまく白い花が咲くといいのだけど。
庭のハクモクレンです。
左下:4月18日に撮影した新芽のときの様子です。
上段:4月21日に撮影しました。三日ほどですっかり若葉になりました。
右下:4月28日に撮影して、すこし画像処理したものです。
今年はモクレンの開花が遅いなあと思っていたら、結局花は全く咲かず、きれいな若葉だけが姿を見せてくれました。花はなくても、青空に青葉が映える、このモクレンの姿も大好きです^^
(撮影:4月15日)
庭につぎつぎとチューリップが咲き始めました。首元が丸く、先が少し開いた典型的な花の形も奇麗ですが、左写真のようにふんわりと開いた姿も、どこか別世界の花のようで魅力的です。
(撮影:4月15日)
以前、庭のスミレを掲載しましたが、これは町内の道端に咲いていたスミレです。冬の姿とことなり、春らしく元気いっぱい。
故、牧野富太郎が花の形が墨入れに似ていることから名付けたという伝聞がありますが、そうだとすると、日本古来の花ではないんでしょうか。でも、なんとなく、万葉の時代を思わせる風情を感じるのはぼくだけ?^^
(撮影:4月15日)
お隣さんの庭に咲いていたスノーフレークです。絵に描いたような姿に、思わずシャッターを押してしまいました^^
(撮影:4月14日)
このコーナに何度か登場しているクリスマスローズですが、今年は本当によく花が付きます。鉢植えで庭に放置、開花を諦めて数年、その間に鉢の底を割って根が地面に到達し、一気に花が咲きはじめました。いったん根付くと、ほんとうに長期間咲いてくれます。いかにも洋風の名前ですが、和の庭にも意外とよく合うようです。
左下は、4月18日の夜に撮影しました。夜の花には何かこう、少し怖いような魅力があります。
(撮影:4月8日)
3月10日に頭を出した散歩道の土筆が、それから一ヶ月後にはこんな姿になって群生していました。
例年なら、これを摘んで佃煮にするところですが、今年は何かと忙しく、袴取りに精を出すことができませんでした。忙しい、忙しいといってては植物や庭は楽しめませんね。反省、反省^^;
(撮影:4月8日)
庭のユキヤナギです。一時期増え過ぎて他の植物が日陰になるようになったので、妻が極めて大胆に刈り込み、一時は庭から姿を消していました。
そんな可哀想なユキヤナギですが、少しずつ復活し、今年はなんとかユキヤナギらしい姿を見せてくれました。
4月1日の日曜日、散歩道でレンゲソウを見つけました。岡山でレンゲといえば5月のGWに吉備路で開催される「れんげ祭り」を思い出しますが、それから考えると一ヶ月早く目にしたことになります。たぶん、開花期がけっこう長いんでしょうね。
レンゲは田んぼに植えて、そのまま土に鋤き込んで肥料代わりにしたり、密を採ったり、あるいはお浸しにしたりと用途の広い有用植物です。
いまでは一年中タンポポを見ることができます。散歩道をゆくと、黄色、塩色の花はもちろん、綿毛もあります。
タンポポといえば昔は春の花でしたが、いま年中見えるように思うのは、外来種が多くなったせいなのかな、それとも温暖化? というより、きっと、草花に気をかけるようになった気持ちのせいなのでしょうね。
散歩道に咲いていたカラスノエンドウです。正式にはハヤズエンドウというそうです。花はピンクですが、豆サヤは黒く色づきます。
お向かいさんの菜園に咲いている菜の花です。春先の、いかにも定番の花ですね。昔に比べると、伝統的なお浸しだけでなく、スパゲッティーの具材などに使われることも多くなったようです。
陽射しが強くなると、すぐにハナアブがやってきて密を吸っています。
お隣さんの庭に咲いている梅の花です。撮影はいずれも3月18日です。蕾も花びらもまんまるなところが、いかにも梅ですね。
今年の冬は例年にない寒さですが、3月10日には芝生の間にツクシが頭を覗けていました。左は3月10日、右は3月25日に撮影しました。
4月初旬には背丈も伸びて、旬の佃煮にちょうどいいくらいになるはずですが、この週末まで残っているかな^^
毎年、ほぼムスカリと同時に花の頭を覗かせます。たまたま、ムスカリとヒヤシンスがすぐ側にあるせいで気がつきやすいのかもしれません。
束になった全体の姿も色合いも、どこか兄弟のようです。グレープヒヤシンスというムスカリの別名からもそのことが伺えます。
3月も半ばになり、庭のあちこちからムスカリが青い鈴の束を見せまじめ増した。別名ブドウヒヤシンスというそうですが、ひと粒をよくみると、たこ壷のようでなかなか愛嬌のある植物です。
今年はクリスマスローズがとてもよく咲きます。咲くまでに数年かかりましたが、いったん根付くと勢いがつくようです。
ただ、典型的な下向きに咲く花なのが残念です。色もどちらかというと地味ですが、日本庭園にしつらえた庭などで見かけると、なかなか風情が感じられます。
庭で根付く代表的な宿根草で、毎年我が庭の物置の下に花を咲かせます。光がないと花が開かないので、床下ぎりぎりの陽の射す際に根付いています。
ちなみに2010年はこんな感じに咲いていました。
毎年観察していると年々草丈が伸び、花の数も増えているようです。
花の形が墨入れに似ているからスミレになったといわれますが、Wikipediaによると定説とはいえないそうです。
とても強い植物で、真冬の寒さのなかでも小さく縮こまって花を付けています。写真は2月19日から3月24日の間に撮ったものです。気温が上がると地表部の茎が伸びてくるようです。
花の形がパンジーやビオラと似ていますが、これらは園芸用の外来種です。
この冬、我が家の庭でいちばんに春の花を付けはじめたのが黄水仙です。スイセンは多年草の球根で群生するため、一部を掘り起こしてどけておいたら、そこからぐんぐん芽が出て来ました。
写真の左上が2月26日、右下が3月24日で、左上、右上、左下、右下の順で約一ヶ月間の成長の様子です。
可憐なその姿とは裏腹に有毒植物で、ニラと間違えて食べないように注意が必要です。
とても寒い日が続く今年の冬、庭の植物もすっかり氷に覆われています。花びらにできた氷の結晶を何て呼ぶのでしょうね。というわけで調べてみると、ちゃんと「氷花」という呼び名があることがわかりました。
写真は2月5日に撮影した氷花です。どれも細い柱状に結晶が伸びていて、雪の結晶のようにそれ自体が花びらのような形のものは見かけませんでした。右上はスイセンの葉、その他はパンジーです。
この日曜日、岡山市内にある半田山植物園で見つけたカンザキアヤメです。とても見事な姿にほれぼれしました。庭の花ではありませんが、庭に植えるのもいいかなという気持ちを込めて掲載^^
庭のユキヤナギに付いた一番花です。団地の入り口では、お正月ごろから花を付けたていました。いろんな植物からもぞもぞと、芽が姿を見せはじめました。春の到来が楽しみです。
枯れた茎にできた霜柱です。値が凍らず水分を吸い上げ、水分を行き渡らせる葉がなくて吸うばかりのとき、茎から水分が押し出されてできる霜柱です。
植物のシモバシラは、この現象が起こりやすいために名付けられたようです。写真の植物は、たしか、ガーベラかハーブで、シモバシラではありません。我が家の庭の、冬の風物詩。
アスパラガスの実です。枯れてガサガサになったアスパラガスの林のなかで、赤い実がひときわ鮮明です。きっと、鳥たちの目を引くための仕組みでしょうね。
右の写真は、種が落ちる直前の実と落ちた後。中にある黒い種が透けてみえます。皮が破れて種が落ちると、左のように実の皮が白い膜になって残ります。
庭に咲いているわけではなく、妻の実家から持ち帰ったものです。実家の庭先で、いったんは枯れたのですが、一年後に蘇りました。これも生命力が強い種なのかな。
玄関に飾っているので、帰宅するたびに、とても華やかな香りで出迎えてくれます。
我が家の定番ガザニアです。っていうか、妻のお気に入りの植物^^
園芸店に行くとパンジーとガザニアがいっしょに並んでいるのをよく見かけますが、我が家ではガザニアの方がよく育ちます。パンジーのようにべダンゴムシの餌になることもなく、とても強くて持ちがいい植物です。
ほとんどが枯れ草の、真冬の庭に一点の紫を見つけました。スミレです。春のスミレのように茎がなく、縮こまって小さな花をポツンと付けている姿が、いかにも冬を感じさせます。
ずっと庭で赤い花びらを持ちこたえてくれたガーベラが、ついに枯れ果てました。でも、繊毛になった姿もなかなか魅力的です。
枯れても植物が美しいのは、こうして種を残し、大空に子孫を飛び立たせようとしているからでしょうね。生命を伝えようとする姿に美しさが感じられるのは、なんだか奥深い救いのような気がします。
まだ正月三が日の1月3日、いつもの小屋の床下でフクジュソウが芽を出していました。宿根草はとても律儀で楽しみが多いですね。
たまたまですが、フクジュソウは1月3日のの誕生花だそうです。花言葉は「幸せを招く」。今年がいい年になりますように。
これも、鉢植えを地植えにしたものですが、例年よく咲いてくれます。大きくなることもなく、けれども花に味わいがあります。地味な小さな花ですが、我が家の庭では魅力的な植物のひとつです。
鉢植えだったものを地植えにしましたが、よく咲いてくれます。ただ、花ごとの開花期が短く、夜にも咲くので、夜な夜な庭で写真を撮ることが多い花です。
そうして夜にノボタンを見ると、どくとくの深い紫色がじつに妖気ただようように見え、この花は何をお考えかといぶかしがってしまう、何やら不思議な花でもあります。
上の二枚の写真、夜と昼とで、あまりにも雰囲気が違うと思いませんか?^^
散歩道のあちこちに咲く秋の風物詩的な花ですね。野菊と書くとどこか古風ですが、ちょっと細身の花弁が若々しく、都会的でオシャレにも見えます。
今年は、散歩道のあちこでサザンカを目にしました。風景が茶色く色づく季節のなかで、深い緑の葉につつまれて咲く紅い花がとても印象的です。椿に比べると花持ちがいいように思います。
庭のスイセンの開花も、例年よりもずいぶん早いと思うのは気のせいでしょうか。写真は12月初旬のものですが、いまはもう花束になるほど咲いています。
サフィニアも、鑑賞に堪えるのはだいたいは10月いっぱいかなと思っていましたが、なんと、12月31日、大晦日の今日もまだ庭に咲き長らえています。ケヤキの落ち葉に埋もれるような姿ではありますが。
品種改良の成果かもしれませんが、実に花持ちがいいものです。おかげで、この大型プランターがすっかり占領されてしまい、予定していた葉もの野菜を植えることができませんでした。・・・忙しさの口実(笑)
(撮影:12月4日)
超多忙理由の過去ネタ復活シリーズ^^ というコピーはもういらないかな。
カンナって、夏を盛りに、せいぜい10月いっぱいが開花期かなとおもっていましたが、今年はすごいですね。なんと、12月に入ってもこの状態です。昆虫類もそうですが、やはり2011年の秋は暖かかったようです。気象データ的にはどうなんでしょうね。
(撮影:11月5日、12月24日)
超多忙理由の過去ネタ復活シリーズ^^
庭のガーベラですが、とても開花期が長く、つい先日まで赤い花を付けていました。独特のやや抑えた色調の深みのある赤がとても魅力的です。
三枚目の写真は、クリスマスイブの日のガーベラの繊毛です。よく観察すると、タンンポポの繊細な毛に比べて線が太く、冬の疾風に合わせた設計を思わせます。自然はほんとうに綿密です。
(撮影:11月9日、12月17日)
大晦日の日の、超多忙理由の過去ネタ復活シリーズ^^
団地の入り口で見つけたクサギです。伸長を超える高さがありますから、きっと昨年も咲いていたはずですが、いままで気がつきませんでした。
花の形も、実がなった姿も、とても個性的です。花の形が、ちょっとガガブタなんかと似ていますね。
(撮影:10月23日)
雨上がりの庭に、今年二度目のテッセンが花を咲かせました。夏場に剪定したのがよかったようです。写真の右は夜の暗がりで灯りを受けて輝くテッセンの葉です。
(撮影:10月17日)
長いあいだ蕾だったノボタンが、とうとう花を咲かせました。気付いたのは会社から帰った夜中。庭園灯を点けて撮影しましたが、ちょっと恐ろしげな色あいになりました。真夜中に咲く花って、何を考えているのでしょうね。
(撮影:10月16日)
団地の入り口の、少し湿った谷間のような場所に群生しているミゾソバです。毎日の通勤路の土手下ですが、朝は5時半、夜は7時ごろのまだ暗い時間に通るので、すっかり見過ごしていました^^
花だけ見ていると、ヒメツルソバとよく似ています。他にもツルソバがありますが、どれもソバの花に似た仲間です。花に見えるのは萼。
(撮影:9月25〜10月9日)
庭のシュウメイギクです。写真の撮影期間は、上が9月25日、下が10月9日ごろです。10月20日を過ぎた現在でも咲いていますから、開花期間はたっぷり一ヶ月はあるようです。
とても奇麗で品がよく、お気に入りの花のひとつです。
(撮影:10月9日)
園芸店で買ったものを地植えにしたミニバラが、いつもどおり花を咲かせました。3〜4センチほどの小さな花が少しつくだけですが、この色と形はなかなか存在感があります。
ただ、この赤色って、カメラ泣かせです。すぐ赤が飽和しちゃいます。これは、カメラが小型センサーのP10からAPS-Cサイズのセンサーを搭載したMOUNT A12に変わっても、あまり変化はないようです。
(撮影:10月9日)
散歩道になっている団地の入り口の道ばたに咲いていました。ヒルガオ科の野生植物です。てっきり在来種かと思ったら、熱帯アメリカ原産の帰化植物でした。国立環境研究所の侵入生物DBによると、「在来種,畑作物(トウモロコシ)との競合する」そうです。
幸い、トウモロコシを栽培しているご近所では、マルバルコウの被害を受けている様子は目にしていません。
(撮影:10月8日
この季節、道を歩いているとあちこちで目にする低木樹です。いつもの散歩道で、もう長いあいだ紫色の実をたわわにしています。
豪華な名前ですが、ウイキペディアによると「この植物にこの名が付けられたのはもともと「ムラサキシキミ」と呼ばれていたためと思われる。「シキミ」とは重る実=実がたくさんなるという意味。」だそうです。
(撮影:10月8日)
名前の似たセンニチコウ(千日紅)とは別物なのに、千日紅の小坊主みたいだということでセンニチコボウと名付けられてとか。ご本人はどう思っているのだろう^^
(撮影:10月8日)
裏庭にある生け垣のヒイラギモクセイの花が満開になりました。金木犀より控えめで、おだやかな香りがします。
昨年7月に、たしか鉢植えで咲いた野牡丹を、その後地植えにしました。
この写真を撮影したのは10月3日で、昨年に比べ開花期が三ヶ月以上ずれていますが、野牡丹ほんらいからいえば、鉢植えの開花早かったのかもしれません。どんな風に咲くか、楽しみです。
写真左は9月24日、右は一週間後の10月1日に撮影したものです。大型プランター一杯に咲き誇っていて、プランターに野菜を植えたくても抜き取るのをためらいます。明日からの三連休あたり、どうしようかな。
(撮影:9月24日)
いつの間にか庭に咲いていた千日紅です。もちろん、自然に咲くわけはないので、妻の仕業です。でも、はじめて花が咲いたとき名前がわからず妻に聞いても知りませんでした(笑)。
とても小さい小指ほどの花のときの写真で、しかも陽の落ちた夕暮れで、撮影に苦労しました。花のガクの先に小さな黄色い花が咲いています。
左は9月24日に近くの道ばたで見つけた彼岸花です。おなじ花が、10月1日には右のように咲いていました。開花する前のシンプルな佇まいと、とてもデラックスな開花後の対比がおもしろい。
(撮影:9月24日)
秋の花の定番ともいえるコスモスです。コスモスを見るといつも、「春なのにコスモスみたい」というフレーズを思い出します(笑)。
上の二枚は9月24日、下の一枚は10月2日にいずれも散歩道で見かけたワレモコウです。下の写真を見ると、花穂の頂点から徐々に花が咲いていく様子がよくわかります。
(撮影:9月24日)
撮影当時は庭の紅一点。一輪だけでふんばる深い赤を「赤き自信」とでも名付けたい^^
(撮影:9月24日)
散歩道で毎年姿を見せる、Tさんちのフヨウです。青空とのコントラストのなかで観る姿がとてもきれいですが、枯れて種が散る冬の姿もまた魅力的です。
一枚目の写真は夕方の西日のもとで9月7日に撮影したものです。ちょっと黄色っぽいのはそのせい。なんだか妙に懐かしい感じの写真になりました。
庭のアスパラガスに赤い実がなりました。こういう撮り方だと、まるでプチトマトですね^^
ところで、この赤い実がつくのは雌株だけといわれています。我が家のアスパラガスはもともとは雄株でした。ということは、お隣さんの雌株が侵入してきたか、こぼれた種から発芽したのかな。
ことしも、庭や道ばたにたくさんのタマスダレが咲きはじめました。とても強い花で、小学生だったころの通学路で見かけたタマスダレが、何十年後のいまも同じところで咲き続けているという話しを聞くほどです。
この花は、モノクロがよく似合うみたいです。毎年モノクロで撮って、こんな女性に出会えたらなあと、これももうかれこれ5年くらい、その印象が続いています^^
(撮影:9月5日)
庭のニラの先端に白い小さな蕾が付き、いっせいに開花しはじめました。毎年思うことですが、逆さ線香花火のようでとても奇麗です。
(撮影:8月29日)
庭のバジルに花がつきはじめました。花を摘んだ方が葉に栄養が集まり、葉を食用にするバジルにはいいようですが、もうバジルは木のように茂っています。それに引き換えバジルの消費量はわずかなもの^^
というわけで、庭の風景として前向きに花を楽しんでいます(笑)。こうしてあらためて見ると、白い小さな花がなかなか魅力的です。
(撮影:8月28日)
息抜きに庭カメラしてきました。お隣さんから越境してきて我が家に実りをもたらせてくれるゴーヤの蔓です。
こうして写真に撮ってみると、まるで麺みたい。これはコシのあるタイプ。やっぱり朝食前だからですかね^^
(撮影:8月29日)
庭に放置した火鉢が即席のビオトープと化して、もう10年? この小さな水たまりにもたくさんの生き物が棲むようになりました。
これまでこの水鉢に棲む生き物として、モノアラガイやメダカなんかを紹介してきましたが、今回はガガブタです。何かの機会に妻がメダカと水棲植物のセットを買い求めたのですが花が咲かず、この場所に移しました。
咲いたのは何年後なんだろう。このガガブタ、早朝くらいに咲き始め、数時間で花を散らせてしまいます。アシナガバチの水飲み場にもなっているので、物理的に壊されるせいもあるかもしれませんが、とても開花期の短い花です。
お隣りのヤブミョウガの実が青黒く熟してきました。そろそろ小鳥が食べに来そうです。その前に、一度は口にしてみたい誘惑にかられます^^ なんとなく、ぶどうの実を思わせるせいですかね。
夏の終わりの夕暮れに、雨にぬれながら小さなガザニアが花を開いていました。庭のコンクリート格子の間で、なんかこう一生懸命にふんばっている感じ。なぜかって、たいていは、光が弱いと閉じちゃう花ですからね。雨の夕方に咲いた、 健気なさの記録^^
夕方、振り続く雨のなか濡れ石の上で鮮やかなコントラストを見せるフウセンカズラ。魅せられて撮った写真は、まるで葉っぱのイラスト^^
それにしても、フウセンカズラ、このコーナによく出てきますね^^
これもヒルガオ科のマルバルコウ。和名では丸葉縷紅と書くようです。 こちらのデーターベースの記述によると、中部以南に分布する侵入生物に分類されていますが、確か、関東地方でも見かけたような気がします。
そうツイートしたら、関東地方にお住まいのフォロワーさんから、関東でも見かけますとのコメントをいただきました。データーベースの記述から10年くらいのあいだに北上したのかもしれません。
こちらはヒルガオより少し小ぶりの、コヒルガオです。花が開ききってなくて、雨粒に押されたか、なんとなく眠たそうな表情^^
傘をさしながら町内を歩いてきました。短パン、長靴、ビニ傘、肩にはブラピのストラップ。どうみても変なオジサン姿^^; でも、光量確保にビニ傘は最適。ブラピのストラップも、右手が不如意にならなくて便利です。高価なので、若干、手元不如意にはなるけれど^^/
さて、雨の中でヒルガオ科の植物が満開でした。最初の一枚はヒルガオ。花に雨粒をまぶして、なんだか生き生きしています。
庭のジャリの上を覆い尽くすように育ったヒメツルソバです。もうこの季節になるとあのピンクの花はありませんが、紅葉して赤くなった葉と濃い緑の葉のコントラストがとても綺麗です。
ヒメツルソバは外来種で、はびこることから嫌われるケースもありますが、こうした姿やピンクの花がミツバチを誘引している姿を見ると愛着もわいてきます。
カンナの花が散ったあとにできる実のようなもの。まるで野苺のようだけど・・・気になってちょっと齧ってみたけど、ジャリジャリするだけで特段の味もなし^^;
カンナの語源は「インディアンの弾丸」だとか。それほど固い種がこの中にできる??? 気になり、輪切りにしてみました。確かに種らしい粒があるけれど、う〜ん、これが弾丸になるんだろうか。カンナの回りで種を拾ったことないしなあ。
庭に咲いているサフィニア、あまりにも花が鮮やかで、花を直接撮ると赤紫の色が飽和して写真になりません。そこで、花の裏側はと見ると、実に繊細な繊毛で覆われています。これならバッチリ撮れそうとシャッターを押しました^^
地続きのお隣さんの畑に、薄明かりのなかで茎と見まがいそうな里芋の葉を見つけました。この状態から雨傘のように開いてくるんですね。う〜ん、これもただただすごい^^
庭に放置した火鉢の水たまりでガガブタが花を咲かせました。左の蕾から右の展開まで2時間ほどで。この間、いったいどれだけの細胞が積み上げられたのだろう。植物もすごいなあ。
(撮影:8月8日)
すでにこのコーナに何度か登場している庭のフウセンカズラがだいぶ大きくなってきました。とても涼しげで、いかにも日本の夏! 北米原産でも、こうして日本に心地よく馴染んでくれる植物をありがたく思うのは、ワタシの身勝手な都合なんでしょうね。
(撮影日:8月2日)
先日、近くの三徳園に行った際に見つけたクサギの花です。名の通り臭い木ですが、染めにすると渋く味のある灰色を放つそうです。
素性に裏打ちされた個性的な美しさのおかげでか、「臭木」染めと悪口を言われることはないみたいです^^
デッキの片隅に設けた小さなビオトープに、今年もミズカンナが花を咲かせました。ハナアブが蜜をもとめてやってきました。
今年購入して鉢植えにしていたムクゲが、やっと花を咲かせました。以前から固い蕾がたくさん付いていて、今か今かと待っていたところ、一晩のうちに一斉に花を咲かせました。
咲いてみると、カーネーションというか、まるでティッシュをクシャクシャとまとめたような姿です。咲いたその日の朝、薄日に花びらが透ける様子がきれいです。
お隣さんの道ばたに、もうずっと咲き続けているヤブミョウガ。とても花期の長い植物です。
テッセンは花も豪華で奇麗ですが、花が落ちたあとできる繊毛も、また違った美しさがあります。
昨年は、繊毛にくっついた水滴の様子を掲載しましたが、今回は西日に輝く繊毛の様子です。
フヨウの朔花も魅力的ですが、光輝くテッセンの繊毛もまた美しい。植物って、なぜ美しいのだろう。花はなぜなしに咲くとはいうけれど、理由を知りたいものです。
散歩道のTさんの庭先で、こぼれるようにミントの花が咲いていました。紫色の小さな雄しべが可愛くきれいです。
それにしても、こうして花の写真を撮ると、かなりの確率で虫たちが群がっている様子がわかります。
もし、植物と昆虫のフィルターがあって、植物だけを隠したり、昆虫だけを隠したりして撮影できたら、どんなことになっているのでしょうね。星空のように虫たちが空間にちりばめられているのかな。
鉢植えをしているムクゲに蕾がつきました。大の字にキッと結んだ口先が、いかにも固そうです。こういう姿を見ると、白状しろとはいえません。
でも、あと何日かで、きっと口を開く。何を話してくれるのかと思うと、とても楽しみです^^
まだ夏のはじめだというのに、バジルに花が咲きました。長日期に入っているにしても早いので、摘み取るしかないかな。いつもバジルは余らせるけど^^
昨年植えたその場所に、今年もフウセンカズラが生えて来ました。一年草なので、こぼれ種から生えてきたものでしょう。
まだ1センチにも満たない小さな果実ですが、涼しげな姿が、いかにも夏の植物を思わせます。
今年もたくさん茂って、ハートマークの種が取れるといいな^^
町内の道路脇に咲いたヤブミョウガです。もうかれこれ15年まえごろに、そのお宅のおじいさんが植えたものだったように記憶しています。
植物はおもしろい。芽を出して花を咲かせ枯れ落ちてその生涯を終えても、また転生してくるようなところがあります。厳密にいうとおなじ個体ではありませんが。
人間はどうなんでしょうね。知らないだけで、実際は転生していたりして^^ 仏典などではそうなっていますからね。ホントかも^^
写真の白い花が終わると黒い実が生ります。花の形がとても個性的です。
お隣のSさんの庭でたわわに色づきはじめた夏の青柿です。色づいたといっても、実りというわけではなく、見てのとおりの青垣。じつに奇麗な青い実です。
夏の青空に胸をなるような、この見事な姿に心を奪われる人も多いらしく、「「柿若葉」「柿の花」「柿の薹(とう)」など、実の熟する前の姿をとらえた夏の季語としても用いられる。」そうです。ツイッターで@Shiro Baraさんに教えていただきました。
今年も元気一日にカンナが咲きました。すごく増えてきたのでかなり間引きましたが、よく育ちます。青葉も花もとっても大柄で、ウチの庭のなかではいちばん大柄かもしれません。多年草で、咲かせるのに手間はかかりませんが、間引くときは大量のゴミになります^^
原産地は熱帯アメリカだそうで、いかにも熱帯植物という姿です。カンナの語源は葦だと聞くと、世界中にはいろんな葦があるんだなあと思います。
写真左の花は7月11日、右の青葉は6月4日に撮影したものです。
散歩道から5mほど外れた茂みに、気になる赤を発見! ピークを過ぎていますが、赤をベースに緑と点のアクセントが印象的です。ジャーマンアイリスも貴婦人系ですが、こちらの方がスリムで、すこしシャープな感じがあります。
調べた末たどりついたのがアルストロメリア(百合水仙)。南アメリカのアンデスあたりが原産だそうです。こういう植物が散歩道にぽつんと根付いているのが驚きです。園芸的に手が加えられているのかな^^;
お向かいさんの庭でヘクソカズラを見つけました。
何とも気の毒な呼ばれ方ですが、万葉のころは糞葛と呼ばれ、後に「屁」が加えられたといいますからよほど臭いかと思いきや・・・甘臭葛にでも改名してやりたいほどの香りでした。
花も葉も嗅いでみましたが、ドクダミの方がだいぶ臭い。成長期によって臭いの強さがちがうのかな。「屁糞」はちょっとかわいそうな気も^^
7月3日に撮影したネジバナです。一昨年の6月27日におなじ場所で、こんなに捩じれて咲いていたのと比較すると、開花が遅いように思います。
庭のミニバラが盛りです。いずれも親指の先から、せいぜい5センチ程度の大きさですが、薄暗い雨上がりの庭先などでひっそりと咲いている姿は、息を飲むほどきれいだなと思うことがあります。
ただ、こういう単色のバラの花、とくに赤色をカメラに収めるのはほんとうにむずかしい。このコーナの写真はすべて、リコーのGRD3かGXR+P10で撮影したものですが、いずれも真紅の撮影には苦労します。他のカメラはどうなんでしょうね? 腕だけの問題かな^^
(撮影日:左:6月28日、右:6月30日)
庭にヤブカンゾウの花が咲きました。蕾の時間がとてもながく種類もわからないことから、いったいどんな花が咲くのかなと期待していました。でも、咲いたとたんに花がどんどん成長し、あっという間に散ってしまいました。
ヤブカンゾウは薬にも食用にもなるそうです。こちらのページに食べ方が書いてあります。
(撮影:6月28日)
お隣さんの菜園の脇に、キキョウの大輪が咲いていました。子供のころは庭先でよく見かけたものですが、最近はあまり見かけなくなったような気がします。気のせいなのかな。
満面に西日を受けながらピンと張りつめた姿が、まるで鋏で切り取られた切り絵のようです。
デッキにしつらえた小さな小さな湿原に、ことしもシラサギカヤツリが姿を見せました。ちなみに、2009年には同じ場所でこんな姿で咲きました。
植物としての強さが、切れのいい涼しげな姿に結実している。江戸の粋、って感じ^^
掲載が遅れましたが6月も半ばになって、やっと我が家の庭にもドクダミの花が咲きました。写真は6月21日に撮影したものです。
町内では6月のはじめから花を見かけましたが、全体的にウチの庭は花が付くのが遅い気がします。少し温度が低いのかな。
その匂いや薬効とは裏腹に、花はどこか慎ましやかです。
斑入りキンシバイの花が次々に咲き始めました。まだ背丈は30cmほどですが、花の数は数十もあります。
ひとつひとつの花の、雄しべがまことに豪華です。いったいその数、何本なんだろうと思ったら数えた方がいて、300本以上もあるそうです。ぼくも数えてみようかな。
水滴は花じゃありませんが^^; お向かいの菜園で里芋の葉が大きくなってきました。そして梅雨の雨。お決まりのように、葉の上にコロンと水滴ができています。この水滴、ひとつひとつをよく見ると、なかなか面白いものです。
写真左は水滴にゴミが包まれています。右は、奇妙にはじけたような水滴の形が不思議で写真に撮ってみると、里芋の葉に張られたクモの糸に水滴がからまってできた形でした。クモの糸のアンカー、そして非日常的な水滴の形がとても面白い。
ナンテンの花が咲きました。とても小さな花で、赤い実に比べるとひっそりと清楚な印象を受けます。
葉を齧ると二日酔いに効くというけれど、肝心のときいつも忘れて試したことがありません(笑)
ハクチョウソウとカタカナで表記すると、つい白鳥と思いますが、これは白い蝶です。いわれてみると、確かにという姿です。
名前の印象が強いせいか蝶のような花の形に目が向きがちですが、じっくり眺めてみると、白い花びらが薄衣のように透けてとてもきれいです。
梅雨の雨粒を全身に受けて、玄関先の植え込みにあるギボウシに蕾がつきました。少し元気がないように見えますが、ちゃんと花を咲かすかな。
フェイジョアの花が咲きはじめました。花が付くようになって何年にもなるけど、実はなりません。自家不和合性の品種なんでしょうね。近くの園芸センターで花をもらってこようかな。
実はかつては販売目的で栽培されたこともあるようですが、美味しいとか、そうでもないとか。実際のものを食べてみたいものです。
(撮影日:6月4日)
今年も庭の菜園にホオヅキの花が咲きはじめました。とても強い植物で、放っておくと野菜の回りにもいっぱい芽を出し生い茂ります。
毎年、一坪菜園の土は耕起して、根や石を取り除いて肥料をやったりするのですが、そのときは陰も形もなかったホオヅキが、まことに勢いよく生えて来ます。あっという間にタマネギの畝で優勢に。タマネギの成績が悪いのは、そのせいかなあ><
でも、ホオヅキはまたそれなりに味わいがあります。このあと、花の萼の部分が果実になり、袋が枯れて、どくとくの表情を見せてくれます。
散歩道の山桜にサクランボが実を付けていました。習慣なのか岡山だからなのかこのあたりの呼び方は「桜ん坊」^^ 背景の竹薮で採れるタケノコは、年に一度我が家の食卓に。刻々と姿を変えるいつもの散歩道。眼、耳、香、舌が変化のセンサー。 ヴィークルを運ぶのは、ありがたき身体。
●写真の植物はキバナコスモスではなくオオキンケイギク
先週この写真を「キバナコスモス」と紹介しましたが、「オオキンケイギク」に訂正します。写真を見たコレオプシスさんが間違いを指摘して下さいました。コレオプシスさん、ありがとうございました。
調べてみると、キバナコスモスとオオキンケイギクは花の姿がよく似ていて、間違われることが多いようです。実際、花を見ているだけではまぎらわく、ぼくも見過ごしてしまいました。見分け方として、ウイキペディアでは葉の形の違いを掲げています。それによると、「オオキンケイギクは狭倒披針形であるが、キバナコスモスは羽状深裂に似た形」とあります。
今回、この両者の違いを写真に収めようとしたのですが、残念ながらキバナコスモスを見つけることができませんでした。しかし、間違って掲載した花の葉を見ると、写真のように確かに細い葉が倒れながら生えています。一方、キバナコスモスの羽状深裂というのは、被子植物の用語解説によると「葉の中央に一本の太い中央脈があって、その両側に測脈が「羽状」に出ている葉の裂け方」を指します。その理解のもとでウイキペディアのキバナコスモスの写真を見ると、確かに葉の形が異なります。というわけで、掲載の写真の植物はキバナコスモスではなく、正しくはオオキンケイギクです。
●オオキンケイギクが在来種の植生に与える影響
ところでこのオオキンケイギク、ここ数年で見かけることが多くなったと思います。しかも、群生していることが多い。調べて行くと、この点についても重要な指摘があります。環境省の「特定外来生物の解説」ページによると
「強靱な性質のため全国的に野生化し、在来生態系への影響が危惧されている」
とのことです。このため「2006年に外来生物法に基づき特定外来生物として栽培・譲渡・販売・輸出入などが原則禁止された」(ウイキペディアによる)そうです。特定外来生物の指定を受けてからは駆除が行われているともあることから、商行為ではないとしても栽培は控えた方がいいと思います。
梅雨の雨に誘われるように、紫陽花が小さな花を付けました。こうして写真で見てみると、なんとなくキティーちゃんを思い出します。え、そんなこと思うのはぼくだけ?^^:
といった印象とは裏腹に、アジサイには毒性があるので要注意です。季節の和食に添えられたアジサイを食べ、中毒を起こした事故が発生しているとのことです。
むかし、闇鍋の宴でひどくまずいものを口にし、思わず灯りの下で鍋を見たらアジサイの花がてんこ盛りでした。飲み込んでいたら中毒を起こしていたかと思うと、あぶない宴会でした。
斑入りのキンシバイです。とても長いあいだ蕾のままでしたが、やっと昨日、一昨日になって花を開きました。日陰なので大きく育つことはないかもしれませんが、蕾がたくさんあるので、しばらくは花が楽しめそうです。
今年初めて、アサガオが花を付けました。開花時期としては早めですが、たぶん、園芸店で購入した苗から育てたものだからでしょう。
朝顔は正面から見ることが多いと思いますが、右上の写真のように横から見た姿も、とても奇麗です。さすがは姫ゆずりの名前が付けられただけのことはあります。
朝と夕とでは花の色が変わります。左下は朝、右は夕方でです。夕方になると赤味が射しています。これは、花の細胞のpHが変化することにって起こるものだそうです。
今年もデッキの上の小さな水鉢で生息するカラーが、きれいな花を付けました(写真右)。でも、梅雨入りしてしばらくたった5月29日に撮影した左の写真では、雨に打たれたせいなのか、花びらにシミができています。これははじめて見ました。
カラーには、水を好む湿地性のものと、雨の少ない場所を好む畑地性の二種類があるといいますが、これはどっちなんだろう。カラーは湿地を好むと思い込んでいました。
調べてみると、湿地性のものでもカラーは、地上部が水に弱くシミやすいらしく、水をやるときは根元からやる方がいいそうです。
散歩道にコバンソウが咲いていました。帰化植物です。名前はギリシャ語の「小麦」由来とか。確かに、どこか小麦っぽい。最初に見つけたときは昆虫かと思いました^^; これは小判ですが、大判草というのもあります。
縞の入った植物つづきでもうひとつ。こちらは縞葦です。もともと、日本各地に生えているクサヨシを、観賞用に栽培したものがシマアシだと言われています。
緑の葉に白い筋が入っている点で先のヤブランに似ていますが、葉が薄くさらさらしていて、ずっと軽やかな感じがします。そのせいか、和の趣があります。ビオトープや水辺に置くとよく似合いそうです。
庭に二種類の縞の入った植物があります。ひとつは、この縞の入ったヤブラン。夏から秋にかけて紫色の花が穂のように付きますが、この白い縞の入っただけの姿も涼しげで、なかなか奇麗です。
(撮影:5月22日、29日)
例年どおり庭を賑わせるジャーマンアイリスです。豪華すぎるほど豪華にして妖艶な姿が、どこか西洋貴婦人のようです。
以前から5月の半ば頃になると、庭の片隅にバラが花を咲かせます。といってもなんとなく地味な花の付き方で、ずっとノバラと思い込んでいたところ妻が
「あれって、私が園芸品種を移植したの」
ですって(笑)。そういう眼で見ると、確かにノバラではありません(いま見れば当たり前ですが)。とくに今年は花付きがよく、写真のような真紅のバラがつぎつぎと花を咲かせています。
やっと咲いたと思ったら、今度は狂い咲きのように咲き乱れてきました。写真は5月の末の状態で、いまは散りはじめましたが、まだたくさんの花が付いています。
このテッセン、鉢に育っていたものをズボラに庭に放置していただけですが、その後どんどん成長し、ついに鉢の底を割って地面に根を張りました。茎はほとんど木のようになっています。
インターネットで調べるとテッセンでアーチを作っている方もおいでなので、もともと大きく育つ植物なのでしょうね。枯れたあとの金色に輝く繊毛もきれいです。
今年も庭の砕石の間から、いちめんのニゲラが顔を覗かせました。左は5月21日、右は28日に撮影したものです。いまはもう盛りを過ぎましたが、花が散ったあと、こんどは、ニゲラ本来の黒い種の季節が訪れます。とても風変わりな形の花をしていますが、奇妙に魅力的です。
(撮影:5月6日)
バタバタしていて掲載が遅れましたが、苗で買ってきて植えたあと、翌々日かにエンレイソウが開花しました。花屋のご主人の説明どおり、八重の花です。
左側の写真は、夜間に懐中電灯で撮影したものです。名前もそうですが、闇夜に浮き上がる白い花の姿が、どこか妖艶です。
花というより木ですが、毎年この季節になると、サンショウが鮮やかな緑の葉をつけます。そのひとかけらを手のひらに取り、もう一方の手のひらでパチンと叩くと、なんとも爽やかなサンショウの香りにつつまれます。
そして、この時期が過ぎると、アゲハチョウの幼虫の餌になります。出番といえば、木の芽和え、タケノコの煮付け、うなぎの蒲焼き、お吸い物、ちらし寿司などですが、どちらかというと、香りの飾り付けなどの脇役が多いようです。
でも、大葉といっしょに和風ジェノベーゼのソースにする方法もあるとか、ことしはアゲハチョウの食料になるまえに、主食でいただくとしましょう^^
はじめてエンレイソウを植えました。花も実もなる植物で肥料食いだということなので、しっかり元肥を仕込んで植え付けました。
フキの茎のように地面からすっくりと伸びた頂部に三つ葉が付き、その上に乗っかるように花が咲く、ちょっと風変わりな植物です。
毒草ですが果実は薬にもなる、なかなか含みのある花です。譲ってくれた方の話しでは「ちょっとめずらしい八重のエンレイソウ」とのことで、開花が楽しみです。
今年も例年通り、庭のデッキの暗がりにスズランが花を咲かせました。今年は回りのニラを少し間引き、風通しをよくしたせいか、花付きも形もいいようです。
昨年、庭のカーペットほどに増えたヒメツルソバが、今年も花を咲かせました。花の終わったころかなり丁寧に引き抜きましたが、やはり外来種は強いですね。今年は、あまり増やさないように間引きながら、上手にピンクの花を楽しむことにしましょう。
そろそろクレマチスの開花が伝えられる季節になりましたが、我が家はまだこの状態です(撮影:4月30日)。
でも、昨年に比べると蕾の数はかなり多いようです。最初は鉢植えでしたが、いつの間にか底から地面に根が伸び、いまでは欅の木に絡まりながら成長しています。
「アイリスの一滴」なんていうと目薬のコピーみたいですが(ふ、古い!^^)、雨上がりの朝に新緑の緑の上で丸まった水滴は、ほんとうに奇麗です。写真は、ジャーマンアイリスの葉の上で見つけた水滴です。
我が家の庭は全般に植物の開花が遅く、アイリスが咲くのはたぶん5月の中旬以降。その間に、すっきりと伸びた新緑の葉と、こうしてときに結実する水滴を眺めるのもいいものです。
愛用しているリコーのGXR+P10に、「ミニチュアライズ」という機能があります。これまでまったく使ったことがなく、ものは試しと庭の花で試してみました。
ミニチュアライズというのは、働きとしては画面の中央を通常どおりピントを合わせ、上下をなだらかにボカしただけのものですが、印象としてはまるでミニチュアモデルの写真を見ているような印象に仕上がります。
写真上と左下がミニチュアライズで撮ったもの、右下が通常の写真です。たしかに、ミニチュアモデルのような印象になります。なんかこう、ほんとうに作り物みたいです。面白いといえば面白いけど、ここに掲載する写真にはマクロ撮影したものが多いので、やはり、ちょっと出番はなさそうです^^
三年越しで蕾を付けたクリスマスローズが、やっと、やっと花を咲かせました。
花が下向きに咲いています。クリスマスローズは別名「雪起こし」というそうです。重い雪を持ち上げながら、年月の末にできた名前と姿なのかもしれません。
こういういわれや姿を目にするたびに、植物って、ほんと健気だなあと思います。
今年もアスパラガスの季節になりました。お隣さんの畑ではもう二種間ほど前からニョキニョキと顔を覗けていました。地下では繋がっているくらいの近さなんですけど、時期が違うのはなぜなんだろう。向こうは雌株、こちらは雄株。その違いかな。どうなんだろう。
例年と違って寒さがぶり返すことの多い今年の春ですが、自宅の近くの散歩道には確実に春の訪れが。
写真上は白花タンポポです。いぜんから白花の実物を見たいと思っていましたが、三年ほど経過してやっと一株を見つけました。半月ほど前に見つけたときは蕾でしたが、やっと開いた状態での撮影に成功^^/
下の写真は、山ツツジと柿の若葉です。桜の木にはまだ花が名残を止めていますが、葉桜が終わらないうちに、もうツツジの開花がはじまりました。
柿の葉も、このころの若葉はほんとうに初々しい。今年は天ぷらになって食卓に登かな。
ニゲラって、独特の艶やかな花を咲かせますが、新緑の葉もなかなか魅力的です。とくに、雨上がりの雫を一杯にまぶして朝の光のなかでキラキラと輝く姿は、まるで繊細なジェリーといってもいいほど。
でも、こういう水と光と植物達の美しさを目にすると、ちょっとのことでは宝飾品に驚かなくなっちゃいます。
「ね、見てごらん。こんなの見てると宝石なんかいらないよね」
「そうかしら? わたし、普通にほしいけど」
なんちゃって(笑)。
毎年、若葉を覗かせるだけだったクリスマスローズが、ついに蕾を付けました。いやあ、石の上にも三年とはいうけれど、花たちもゆっくりじっくりと期が熟するのを待っているんですね。
生き物はどれも尊いけれど、もの言わず定点に息を鎮め、時を計って花を咲かせる植物に、まるで命の原点を見るようです。
子供っていう言い方は不適切? でも、そうとしかいいようのない可愛いスノーフレークが咲きました。雨上がりの水滴に包まれて、まことに可憐です。大きさは、背丈が6センチくらい。大きくなるのかな。
庭のコンクリート格子にガザニアの苗を植えました。ぜんぶで16株です。
このガザニア、暖地では宿根草のようですが、岡山では真冬が越せません。我が家だけかな^^ それでもとても生命力のある花で、ズボラ菜園の我が家では毎年大活躍する花です。
悪く言えばドギツイ、よくいえば丈夫で長持ちし鮮やかな花。ことしも我が家のエースとして頑張ってね^^/
チューリップに「胚芽」はないと思いますが。まるでそう呼びたくなるような小さな蕾がつきました。昨年の11月27日にスノーフレークといっしょに植えつけたものです。
ちょっと見た目には葉のようですが、よくよく見ると胚芽の下は茎につながっていて、とても小さな蕾だとわかります。はやく花が着くといいな。
(撮影:3月27日)
開花が遅れていた白モクレンがやっと花を開きました。例年だと蕾の段階でムクドリに食いつばまれてしまうことが多く、なかなかきれいな花を目にすることがありません。
こうしてあらためて眺めると、地味な姿にも穏やかさが感じられ、「蓮」に清浄さや極楽浄土を重ねあわせてきた仏教観が、どことなくわかるような気がしてきます。
我が家の庭の南には、60坪の家庭菜園が、東隣には梅林が広がっています。古い団地の一角ですが、めぐまれた環境だなと思います。
写真はその東のお隣さんの庭に咲いている梅の花です。もう二ヶ月もすると、鈴生りの梅の実の季節がやってきます。そうしたら、次は梅酒^^/
アジサイの若葉をマクロで撮ると、ボッテリと肉が厚くてちょっと意外。赤ちゃんの掌ががまんまるなのと同じかな^^
こちらのサンシュユの実につく花も、毎年のイベント。そのたびに思い出すこともいつも同じ。線香花火に保命酒^^;
自然って、毎年毎年の絶え間ない繰り返し。今回の震災で、その繰り返しを経験できることが、いかに幸福かといことを、あらためて知りました。
今年もまた、通称プロペラ草が花を咲かせました。正式名称のツルニチニチソウよりプロペラ草の方がピッタリくるのは、きっと職業病でしょうね(笑)。
水仙のそばで、何やらモコモコと土が盛り上がっていると思ったら、ヒヤシンスでした。肉厚の葉の先がポチッと黒く、まるでズワイガニの爪のよう。我が家の庭は、もうそこかしこで春の到来を告げています。
被災地に、原発に、一日も早く春が訪れますように。
新緑の葉だけでは正体不明だった植物、さてさて、答えは黄水仙でした。
気がつかなかったのは、もしかしてはじめてかと、このコーナーの検索窓でしらべると・・・やはり、ありません。我が庭にはじめて咲いた黄水仙?
う〜ん、妻の仕業かなあ^^
例年、この時期に必ず顔を出すムスカリ。昨年の記録によると、2010年は2月27日、2009年は3月7日、今年は3月13日。まあ、多少のズレはあるけれど、感想はあいかわらず「律儀なヤツだなあ」です^^
今年はじめて見つけた土筆です。大震災と品詞の原発にゆれるいまこの時間にも、確実に春の兆しがあります。被災地も原発も包み込むように、一日も早く快癒の春が訪れますように。
昨日今日と、また寒さがぶり返してきました。今日も、ここ岡山でも県北は雪だそうです。暦の上ではもう春なのに、なかなか粘り強い寒さがつづきます。
でも、庭や散歩道にはあちこちに春が芽吹いています。
写真左上はスノーフレークです。ことしは小さな鈴がいっぱい咲きそう。右はチューリップ。これはもう、十数カ所から姿を現しています。左下は、なんだろう・・・ジャーマンアイリスではなさそうだし、よくわかりません。右下は、散歩道で見つけたビワの蕾です。
そういえば、来週あたりには土筆も出てくるかもしれませんね。
写真左は、今週の日曜日、2月20日に見つけた福寿草の蕾です。いつもの小屋の下の、わずかに光が差し込む場所です。写真右は、二日後の22日の昼、妻が撮影した福寿草です。ちょっと、シベにピントが合っていませんが^^;
昨年はどうかと、このページの検索窓で調べると、昨年は2月21日に福寿草の写真を掲載しています。ほんとに寒かった今年の冬ですが、花は正直です。きっと、花の体内時計は、寒さよりも光が支配的なんでしょうね。
それにしても、小屋の床下の暗がりで、いっしょうけんめい光を受けて身を透かせている黄色の花びらが、ほんとうに健気で奇麗です。
今年の冬はほんとうに寒いですねえ。庭の冬野菜も冬の花もカチンコチンです。でも、その生き物たちも、よく見ると霜の化粧につつまれて、震えながらもいつもとはちがった美しさを見せてくれます。
「霜化粧」という言葉は造語ですが、微細な氷の結晶に包まれた庭の植物達をマクロで撮影してみました。左上はアネモネの蕾、右上はビオラ、左下は白菜の葉っぱ。そして右下は凍てつくクッキンガーデンのテーブルです。
って、花じゃないんですけど(笑)。連日の寒さで、ワンちゃんの水入れもカチンコチンに。まるでレンズみたいだ! というわけで、レンズ代わりにして空の写真を撮ってみました。
でも、写ったのは朝の空というより、氷そのもの。レンズにするにはチト暗いですね。朝写真を撮ってからすでに6時間以上経つというのに、まだほとんど融けていません。このままじゃワンちゃん、水が飲めないと、いま気づきました。ゴメン、ゴメン^^;
ここ晴れの国岡山でも外気温が零下になる真冬のなか、庭には水仙の花が咲きはじめました。寒風のなか、懸命に立つ姿が健気です。枯れ草がいかにも冬。
とはいえ、年明けとともにご近所ではロウ梅の姿も。緑輝く庭の季節も、もうすぐです^^/(ちょっと、気がはやい???)
こともあろうに雪降る晦日、妻が買い集めた花を庭に植えました。苗をケースから取り出すと、ガチガチに根がまわっています。
「あ〜、売れ残りを買ってきたな〜」
「だって、安いもん。冬の花でしょ」
そりゃそうだけど、いくらなんでも雪の降る日に庭で花を植えますか! 雨の日に傘さしてジョウロで水やりしていたのは寺田寅彦だったかなあ・・・ブツブツブツ(-_-) 植えたのは、パンジー、ビオラ、アネモネかな。もう一種はよくわかりません。
真冬に寝床を移されたかわいそうな花の苗、ちゃんと根が育ってくれるといいけれど。「してはいけません」の失敗事例になりませんように(祈)。
「庭にスミレが咲いてるよ」と妻の声。
「ほんとだ・・・でも、ちょっとちっちゃくない?」
というわけで、調べてみると、葉も小振りでハート型に近いし、たぶんヒメスミレだろうということになりました。
スミレって、写真に撮るととても鮮明なすみれ色に見えますが、道ばたの側溝なんかにポツンと咲いていて、自己主張が少ないなと思います。
このスミレという名前ですが、大工道具の「墨入れ」に形が似ていることからスミレになったそうです。「墨入れ」は子供のころ納屋で目にしたことがあるけれど人が作ったもの。宮大工の道具だったとしても、どんなに遡ってもせいぜい1300年前です。
名付けられたのがいつかはわかりませんが、静かに咲く花に「墨入れ」から名前を与えたのはどんな人だったのでしょうね。宮大工が一服しながら、道具の側に咲く花に思いを寄せたような場面が目に浮かびます。
といっても、別段、庭が酔っぱらったわけではありません(笑)。二日酔いの朝、庭のまぶしさといったら、ほんとうにはじめて世の中に生まれ落ちたみたい。このまぶしい庭を目にすると、二日酔いもまんざら悪くないと思ったり。ほんの一瞬ですが^^
そんな朝の風景です。青々とした大振りの葉はジャーマンアイリス、グランドカバーのピンクの花は、ヒメツルソバです。
以前から庭にひっそりと花を咲かすミニバラに、成長の芳しくない蕾を発見しました。一輪挿しにでもと部屋に持ち帰りました。
最初は、「ミニバラのあるミニバー」と勝手にしゃれて飾ってみました^^; その翌日、発見した妻が「もったいない」とリビングに移動。そうしたらどうでしょう。この満開ぶりです^^/ やはり温度のせいなんでしょうね。蕾の写真から一週間がすぎますが、まだ満開がつづいています。摘み取らず、庭で咲かせておけばよかったなあと、ちょっと反省。
夕方、庭の韮を刈り取るそばで、妻がスノーフレーク(鈴蘭水仙)の球根を植えていました。咲く花は小振りですが、球根が思いのほか大きいのにびっくり。やや時期が遅いみたいだけど、根付くかな。
真ん中にスノーフレーク、両脇にチューリップを植えて畝が出来上がりました。冬を過ぎ、春先が楽しみです。
我が家の庭には、先にご紹介したヒメツルソバとともに、もうひとつの支配的グランドカバーがあります。その名は・・・韮、ニラです!^^;
この緑の勢力ときたら、もうマーケットで見かける野菜としての「ニラ」とは別の生き物です! その様子を初公開。すごいでしょ。これだけ生い茂ると、庭の飛び石に足を運ぶだけで、プンプンとニラの匂いが充満します。
ニンニクの匂いはドラキュラ退治の特効薬みたいだけど、ニラの匂いは何に効くんでしょうね(笑)。
この季節、犬と散歩にいくと必ず足下にくっついてしまうクッツキムシ。クッツキムシにはいくつかありますが、今夜のお伴は荒地盗人萩。なんとも気の毒な名前です。
いつも参考にさせていただいている「季節の花300」さんのサイトによると、「秋に実がなるが、その形が ”盗人の忍び足の足跡”に似ており、花が萩に似ているところから「盗人萩」の名になった。」とのこと。
その実を足下から剥がし、近接撮影してみました。写真右で実の置き台にしたのは、愛用の手帖「モレスキン」です。こうしてマクロで撮ったその見え方にびっくり^^
町内のTさんからいただいたヒメツルソバを庭の隅に植えて数年、すっかり我が家のグランドカバーに育ってきました。花の少ないこの季節、地面を覆うピンクの花がきれいです。
今朝はその花に、ミツバチがいっぱい群れていました。とても忙しなく動き回り、わたしの腕前ではカメラのピントを合わせることができませんでした^^; このミツバチ、西洋ミツバチ、それとも日本ミツバチ?
葉の形が蘭に似ていることから名前に「ラン」が入っていますが、蘭の仲間ではなく、ユリ科の植物です。
このフイリヤブラン以前から庭にあり、手間もかからずよく育ち、必要以上に増えず、日陰でも元気な、ズボラな人の庭にぴったりの植物です^^;。
その強さを備えた上で派手すぎず、それでいてシンプルで強い葉に白い斑の入った、ちょっと大人の女性を思わせる風情がいいですね。紫色の花が葉の間で静かに咲くのも、さりげなくお洒落です^^。
このコーナに、たぶん何度も登場しているニラの花です。この白い小さい花も、ニラの葉の細い深緑のなかでひときわきれいです。逆さ線香花火のようという印象も、いつも同じ^^
タマスダレに誘われて、先日撮った彼岸花にも登場してもらうことにしました。場所は、庭ではなく玄関先を出てすぐの道ばたです。撮影日は10月9日。
カラーで撮った写真をiPhotoでモノクロに変えただけのものです。全体の彩度を落とすだけでなく、色ごとに彩度に強弱をつけると表情が変わるようです。
この季節になると、タマスダレが毎年変わらぬ姿をみせてくれます。この花を見ると、なぜかモノクロで撮りたくなります。すっきりとした白と姿が、まるで日本映画の女優さんのようです^^
今年も庭のあちこちで生息しているミズヒキに小さな赤い花の穂が付きました。ひとつひとつの花はとても小さくて、風で穂がゆらゆら揺れるため、写真を撮るのもひと苦労。でも、なんとか写真に収めてみました。
こうして拡大してみて、確かに花が赤と白から構成されていて、花の語源となった水引の意味がわかります。
フウセンカズラがいまも庭の入り口を飾っています。今年はじめて、コンクリート格子の、それこそ10センチ角ほどの土壌に植えただけなのに、今年の庭でいちばんがんばってくれました。
与えられた条件のなかで、精一杯の働きをする。そんな健気でまっとうな姿を、どうしても人の人生に重ね合わせてしまいます。
来年もまた。よろしくね。
「今年の」といっても自分で栽培しているわけでもない、野の花です。昨年は9月26日に掲載しています。酷暑の影響で旬の果物や魚など、広範に影響が出ているようですが、こうしてみると野の花は例年どうりなのかな。
ワレモコウは写真のとおり、なんとなく地味でショボイ感じがしますが、この穂のようなものは小さな花の集合体で、構成している個々の花は可憐な姿をしています。その姿をきちんと撮りたいのですが、今年もチャンスに恵まれそうにありません。
庭のアスパラガスに赤い実が付きました。実を採って潰してみると、なかから黒い種が出てきます。写真に収めると大きな種に見えますが、実際は一粒2mmほどの大きさです。
樹から落下して発芽するものもあれば、鳥に啄まれて遠方に運ばれ、芽をだすものもあります。庭の種はどこに運ばれるのだろう。
まだすっかりとは陽の落ちない夕方、家に帰ると玄関先に花のポットが置いてありました。玄関のドアは鍵がかかったまま。ケンも妻との散歩か声もなし。きっと、町内の花置人の仕業です。
以前にも書いたかもしれませんが、「花置人」というのは花盗人の反意語のつもりの造語です。こちらの町内には、目下、お二人の置人がおいでのようですが、盗人はいないようです。
花は、たぶんペチュニアだと思います。夏の庭先でよく見かけます。繁殖力もありそうです。これが育って増えた来年あたり、ぼくも密かに花置人になってみよう^^
今年も庭のあちこちで韮の花が咲きはじめました。咲いた風情は、まるで白い花火。姿はさかさまですが^^ 庭にはたくさんの花が咲きますが、この白花はとても好きです。
食べると独特の風味があり、一生のはじめから終わりまで、おだやかに自分であるところが、なんだかいいなと思います。しかも多産ですね。一生で終わらないところは、選ばれた生き物なのかな。女性のように^^;
ことしはじめて、庭のラティスに這わせたフウセンカズラです。一見、風船の形がホオヅキのようですが、ずっと軽やかで涼しげです。相手が鬼火では当然のことかもしれませんね^^
おなじみの「季節の花300」さんによれば、フウセンカズラの語源は「cardia(心臓)+ sperma(種子)」なのだそうです。今回の写真は、この語源の証拠です。
写真下段の右は、種子に現れたハート(心臓)のマークです。このハートが暗示するその後が、他の写真のように三次元の立体的な心臓の形になっています。語源が、種子から果実まで見事に貫かれています。植物って、ほんとうにすごいなあ・・・。
散歩道の途中に、葉そのものが赤く色づいた花のような植物を見つけ、ずっと気になっていました。写真に納め、図鑑で調べるとどうやらギヌラのように見えます。ギヌラは、園芸品種ではパープルパッションと呼ばれています。
発見した場所に突然表れたのと、周りの状況から捨てられた用土から成長したように見えるため、たぶん、観賞用に育てられていたものを誰かが捨てたものなんでしょうね。草むらのなかで、ひときわ異彩を放っています。
今年も庭にカンナが咲きました。この深紅の赤は青空のもとで見たいと思いつつ、なかなか晴れないが梅雨空が続きます。取りあえず、曇り日のカンナを写真に納めました。薄日に照らされた大きな葉がきれいです。
カンナが咲くと、もうすぐ夏です。夏の光に挑むように、てっぺんに花を咲かせる姿まで、あと一週間かな?
フウセンカズラに実がなりました。花も実も少しだけホオヅキに似ていますが、こちらの方が清楚な感じがします。
「あなたとともに旅立つ」という花言葉を持つフウセンカズラと、「鬼灯」とも綴り、毒性のあるホオヅキの違いがなんとはなしに、姿に表れているようです。
庭の入り口に、フウセンカズラが小さな花を咲かせています。直径5mmにも満たない小さな花です。雨に濡れて瑞々しい姿に魅せられはするものの、薄暗い梅雨空の下で写真に納めるのはなかなかむずかしいですね。
フウセンカズラははじめて植えましたが、風船のような緑の袋が枯れると、中にハート型の実ができるそうです。このまま秋口まで育ってくれるといいな。
朝から大雨の梅雨まっただなか、先週だったかに妻が購入したノボタンの鉢に大きな花が咲いていました。土砂降りの雨のなかに忽然と咲いた花、何を思うか、尋ねてみたい^^
開花期が長い花のようなので、梅雨が明けたら地植えにしようかな。
お隣さんの庭先に咲いているとてもきれいな白花が眼に止まり、さっそくカメラに収めました。でも、調べども調べども名前がわかりません。三日が経過。ギブアップかと思ったところ・・・
「ハクチョウソウだって、白鳥」
「え、どうやって調べたの!」
「聞いただけ、お隣さんに」
そりゃそうだ。聞けば良かったんだ^^/ というわけで、あっけなく問題解決でした(笑)。でも、ハクチョウの正体が白蝶と知ったのはその後のことです。二人ともてっきり「白鳥」だと思ってました。
ただ、「モンシロチョウ」「キチョウ」「クロアゲハ」って名前はあるけど、「白」を音読みで「ハク」と読むのは例外じゃなかろうか・・・という疑問は解けぬまま^^。
岡山に住んでいると、どうも麺類はソバよりうどんと思ってしまいます。たぶんその延長で、ソバの花に馴染みがありません。よもや、庭や町内でソバの花など見ることはないだろうと思っていました。
それがです、なんといつもの散歩道にソバの花がそこかしこに咲いているのを見つけました。町内のみなさんが手がけている近くの菜園なのですが、そのいっかくに蕎麦の花が咲き乱れていました。
ただ、ご近所の方の話しでは、播種の時期を間違ったそうで、蕎麦粉にはできないとのこと。まあ、このあたりも、岡山感覚のようです^^
今年も玄関先の、ツルニチニチソウの茂みのなかに、ギボウシが顔を覗けました。
ギボウシという名前は、仏教建築などの装飾を指す擬宝珠に由来しますが、その独特の形の総称として、カバンの留め金具、お風呂の栓の鎖を止める金具などの名前にも使われています。こちらの場合は、「ギボシ」と綴られることが多いようです。
我が家のテッセンは、紫色の花もきれいですが、花が終わったあとのすがはまたいちだんと魅力的です。
枯れるとともに花の軸が金緑のワイヤーに姿を変え、針金が乾きほぐれて綿毛になります。6月の梅雨のころは、針金に生えはじめた小さな繊毛のせいで、雨の雫が粒となって止まります。
写真はそのいちシーンですが、眼に見えるようには撮れないのが残念です。
今年もフェイジョアに花が咲きました。写真右は蕾みです。
受粉してできた果実は、すごく甘くて美味しいみたいですね。でも、他の木から受粉しないと実がならないそうです。なので、いつも花を見るだけ。なんだか、もったいないな〜^^
デッキの上で移動できる程度の鉢で育てていますが、根元に穴を開けて有機肥料を加えたりしているせいか、今年はたくさんの花が付きました。できれば、地植えにしたやりたいと思っていいます。
庭にミニバラが咲きました。鉢で買ったものか、いただきものか、いまとしては由来はわかりませんが、しっかりと根付いたようです。
深紅のバラって、あらためて写真に撮ろうとすると、なかなか難しいなあ。赤色が飽和ぎみです。時刻によって、かなり違った印象の写真になりました。
庭の片隅にカラーが咲きました。いつもはデッキにしつらえた小さなビオトープに咲きますが、なんで此処に???
「ご近所でいただいた土と植物の塊を、そのまま埋めたの。そしたらね、次々に花が咲いてきたの。不思議だわ〜」
とは妻の弁。不思議そうにいうことではないと思うけど^^
町内の道ばたにホタルブクロが咲いていました。ほっこりと大きく柔らかそうな花です。大正時代にでもありそうな、灯りのための火屋を思わせます。蝋燭や油の炎ではなく、蛍の光であるところが粋だなあ^^
散歩道にある溜め池の土手で、今年もノアザミを見つけました。
この花を見つけると、いつも子どもの頃の思い出が蘇ります。ノアザミの花の奥には虫がいて、その虫を餌に魚釣りをした記憶です。懐かしいなあ。というより、ほんとうに何歳の頃の記憶なのでしょうねえ・・・
といいつつ、犬を連れての散歩では虫を探すこともなく、花の姿を写真に収めて通り過ぎるばかり。こんど見つけたら、虫を探してみよう。
夏椿(シャラ)が今年で三回目の花を付けました。
花びらが散るよりも先に花ごと落下して、地面に花を咲かせます。花ごと落ちることで、ヘリコプターやパラシュートと同じ原理で、落ちた花はたいてい上に向いて、いかにも生きて咲いているようです。流体力学を駆使するあたり、この花の美しさへの執念かもしれません(笑)。
鳥の嘴のような実からは、ちょっと想像しにくい白い椿です。
(撮影:5月18日)
鉢植えのエニシダ、花が付くのが遅いのが気になり、鉢に縦穴を開けてそのなかに有機肥料を入れました。それからしばらくして蕾ができ、5月の半ばになってやっと満開の花を見ることが出来ました。
肥料が効いたのか、単に開花が遅れたのは不明です^^; 背景にぼんやり見えるのはクッキンガーデンのあるデッキです。
開花が遅れていた我が家のテッセンが、やっと花を咲かせました。それも一斉にです^^。ちょっと古びたラティスにコントラストを添える深紫の花。蕾はいったいいくつあるのだろう。
でも、こうして咲く花の影で、虫の食料にはる花もあります。小さな庭の生き物たちも、自然の摂理という大きな法則に包まれているんだなあと思います。
今年も庭に一斉にニゲラが花を咲かせはじめました。昨年咲いて落ちた種ををのまま放置していたら、こんなことになっちゃいました。嫌いじゃないからいいんだけど、これだと外から庭に入れなくなりそう^^;
花のほのかな青、奇妙にくねる蕊の形、そして針のような葉の姿。どれもが独特なうえに抑制と奔放が混在しているようで、とても魅力的な植物です。
この時期、どこででも目にする黄色い小さな花、カタバミ。もちろん我が家の庭にもそこかしこに花を咲かせています。右の写真はアカカタバミ(赤片喰)です。
繁殖力が旺盛という理由で、様々な家紋にその姿が取り入れられています。
ただ、公家と武家にかかわらず、どの家紋も目を引く花ではなく、きれいなハート形の葉を図案化したように見えます。道に氾濫する牛車を識別するためだけではなく、戦場にあっても戦い振りを示すために使われた家紋がハート型であったというのは、なかなか興味深いと思います。
i3-designさん、こんにちは。みごとなクレマチスですね。
それに引き換え、我が家のテッセン(クレマチス)はまだ蕾。品種の違いもあるのでしょうが、ケヤキの下の半日陰のせいなのかな。
でも、今年はかなりたくさんの蕾が見えるので、いまから開花が楽しみです。
お久しぶりです。
庭のクレマチス モンタナ・ルーベンスが無事冬を越して満開になりました。
冬の間はつるの見栄えがあまりよろしくない上に、フェンスが苔むしてきて...
しかしながら、この咲きっぷりでそれら不満も帳消しです。
あと欲を言うなら、下のクレマチス カートマニー・ジョーと一緒に咲いてくれると最高なのですが...それは無理か...
もう長い間、アヤメ? ハナショウブ? カキツバタ? と思いながらしっくり来なかったナゾの花に、やっと決着がつきました^^/。
アヤメ科の花に違いはないのですが、菖蒲、燕子花と書いて屏風絵になるかというと、どこか違います。ずっとそんな気持ちでいた今日、書店で園芸の本をめくるうち、アヤメ、ハナショウブ、カキツバタの見分け方を書いたその裏側のページにあった写真に目がとまりました。思わず、「おお、これだ!」と目を見開きました(笑)。
でも、例によってジャーマンアイリスから検索でたどった「季節の花300」のこのページによると、似た花はまだいっぱいあって、本当に我が家の庭に咲いている花がジャーマンアイリスか、ちょっと自信がなくなりました-_-; 確定するのはいつのことやら。
数年前に苗で購入した植えたオダマキが、今年も花を咲かせました。宿根草のため毎年が楽しみな花です。
「季節の花300」によると、名前の由来は「「苧(お)」という繊維を、中を空洞にして丸く巻き付けたもの(苧玉(おだま))に花の形が似ているところから。”苧(お)、玉(たま)、巻き(まき)”が「苧環」という漢字で「おだまき」と呼ばれるようになった。」そうです。
ただ、この「苧玉」そのものの形がいまひとつよくわかりません。「糸繰り機」で形作られたものとまでは想像できますが、花の付け根の曲がった距(きょ)の部分のように巻かれたものがなかなか見つかりません。反対に、花の形から、このような形に繰り取られた糸巻きがあったんだろうなと想像しています。
冬頃コンクリート格子に植えた球根から、アネモネの後で花を付けました。ちょっと大人っぽい印象の花で「いいな〜」と思いつつ、名前がわからず掲載できませんでした。
ちょっとフリージアに似てますよね。それを頼りに検索してたどりついたのが「バビアナ」。でも、バビアナの解説には「葉に毛がある」という記述も。写真のものはツルリとした剣状で、とくに毛はありません。となると、違うかな〜。
園芸品種は、植えたときに種袋(球根袋)を撮影しておかないと後がたいへんです。袋を取っておけばいいと思いつつ。これが捨て「られ」ちゃうんですよねえ^^。なので、「撮っておく」。これがイチバン!
和名では「甘野老」と書くそうです。この漢字表記に誘われて由来を探すと、「季節の花300」にこうあります。
「地下茎が「野老(ところ。ヤマイモの一種)」に似てかつ、野老は苦いのにこちらは甘いので「甘い野老」から「甘野老」になった。若芽はゆでて食べられる。」
なるほどな〜。リンク先の「野老」の別名が「鬼野老」とあり、その解説がまた面白い^^。それにしても「季節の花300」には、ほんといつも感心することばかりです。
(撮影:4月13日)
庭に咲いたスノーフレークです。スズランを思わせる姿のせいか、名前と姿がどうも不似合いです。和名ではオオマツユキソウ(大待雪草)、あるいはスズランスイセン(鈴蘭水仙)というそうです。こちらの名前の方が、しっくりきます。
庭に植えてしばらくして名前を知り、花を嗅いでみてはじめて匂いを意識しました。道を歩いていても香りがただよってくる金木犀のような強い香りはありませんが、ほのかにいい香りがします。つる性の低木で生け垣に使われることが多いようです。
庭に放置していたアネモネの花が散り、朔果が割れて綿毛に覆われた種が出てきました。その一部はすでに風に運ばれて、どこか彼方へと飛んで行ってしまいました。
自分では歩くことのできない植物が、こうして飛び立つことができるのは、ほんとうになんという計らいでしょう。
庭のデッキの下に、今年もスズランが咲きました。春先とは思えない一昨日の激しい雨のせいで、飛び散った土が葉に残っています。
可憐な姿とは裏腹に、スズランを生けたコップの水を飲んでも中毒がおこるほどの毒性を持っているそうです。美しいものにあるのは、トゲだけではないようです(笑)。
この季節、どこでも普通に目にするカラスノエンドウです。写真は、いましがた、散歩の途中で目にしたものです。
まあ、一般的には土手の草でしょうね。でも、この小さな花がけっこう好きだったりします。好きなものは撮るのも熱心。ということで、4枚の写真を並べてしまいました^^。
団地の道路脇によく見かける花です。とても奇麗で、清楚ながらちょっとお化粧の入ったような表情が好みです^^;
実家では庭にも咲いているので、土手のひと株を、分けていただけませんか。というお願いを、誰に言えばいいのでしょう。
雨上がりの庭は、まるで水と植物の玉手箱です。今朝ほど庭で見かけた花の様子をご紹介します。左上がニゲラ、あとはいずれも散りはじめたチューリップです。
このあと晴れることを期待しましたが、残念ながら今日は一日どんよりとした曇り日でした。プランターへの種蒔きも気が進まず。やっと取れた休暇なのに〜>_<
2月の初めに咲きはじめた庭のアネモネが、そろそろ咲き終わります。その花びらが落ちた姿が見事なのは、繊毛を身にまとった種子に生まれ変わるせいかもしれません。
冷え込んだ今朝、庭に出ると野菜や花が、霜でいっときの化粧をしていました。上がパセリ、左下がスイセン、右下がヒヤシンスです。
不思議なことに、それぞれに結晶の形が四角だったり針状だったりと形が違います。植物の種類と結晶の形って、何か関係があるんでしょうかね。でも、どれも砂糖をまぶしたように見えるのは同じ^^;
花ではありませんが、桜の開花が伝えられる今日、庭の水盤に薄氷が張りました。春のはじまりは、いつも浮気もよう^^; この季節最後の氷かもしれません。
今年も土筆が顔をのぞかせました。今年もって、土筆が生えない年があれば、大変なことですけどね(^^;)。毎年めぐってくる季節の移り変わりを当たり前のように思うけど、日本に季節がなくなったら日本じゃなくなっちゃう。
昨年の記録によると土筆を見つけたのは3月15日前後ですね。今年が13日。桜の開花がかなり早いといわれていますが、土筆はそうでもないみたい。
毎年の記録というのは、一年にたった一度のことだけど、積み重なるとすごく大切な何かが見えてくる。見えないことが嬉しいときも、見えることが嬉しいときもあるけれど。
毎年花をつけるムスカリの姿が見えず、庭掃除が手荒だったかとやきもきしたのは先週のこと。いきなりムスカリが姿を現しました。
暗いうちに家を出て、暗くなって帰り着く生活をしていると、春先の休日の庭は、コマ送りの写真を見ているようです。
昨年は3月7日にムスカリを記録しています。自然や植物って、ほんとに律儀だなあ。
ここ数日の暖かさのせいで、庭のあちこちがいちだんと春めいてきました。今朝見つけたのはヒヤシンス。いちどに三株です。花が咲いて香りがするまでもうすぐです。
何か咲いてないかな〜と庭を探していたら、足下に小さな紫の花がありました。スミレには違いありませんが、どんなスミレか。
気になって「野の花さんぽ図鑑」を調べてみると、どうやら葉の形からアカネスミレのようでした。ほんとかな〜^^。
今年も庭の小屋の床下に福寿草が花を咲かせました。宿根草なので、毎年同じ場所に姿を現します。光に非常に敏感で、陽が陰るとサッと花びらを閉じてしまいます。ちなみに、写真左が光が当たっていないとき、右が直射日光を受けているときです。
あっくまさ〜ん。こちらも、春の兆しがあちこちに。
散歩道で、通称プロペラ草(ツルニチニチソウ)を見つけました。今年はじめての発見です。昨年は3月に掲載していますから、寒い毎日とはいっても、植物にとっては例年並みなのかな。そういえば、昨日はウグイスの鳴き声を聴きました。春の到来がいちばん遅いのは、やっぱり人間だったりして(^^)。
先週は2度も雪が降り、土曜・日曜日ともに
冷たい北風が吹き荒れている東京です。
雪でダメージを受けた葉っぱくんたちの
点検中に、こちらも「春」を見つけました。
庭のコンクリート格子のあいだからアネモネが姿を現しました。妻が球根を植えていたものです。
成長すると大柄な花びら(萼片)に目を奪われて気づきませんが、たくさんの繊毛に覆われています。風に運ばれやすいように種にはたくさんの毛が生えているそうですから、その名残かもしれません。
もう、春ですね〜。
花ではありませんが、新芽のついでにご紹介。いつの間にか、コンクリート格子の間にネギが顔を出していました。妻が庭掃除の際に絶滅危惧に追い込んだネギたちです。生き延びていてよかったね〜(^^)/。
こんなに大きくなるまで、なんで気づかなかったのだろう(^^;)。でも、品種は何なのか。左は細ネギかヤッコネギ、右は何なのか???
冬至から一ヶ月が過ぎ、庭のあちこちに新芽が顔をだしはじめました。下のメッセージの福寿草に続き、その一部をご紹介。
左上はモクレン、右がチューリップ、左下がアジサイです。右下は何だろう。妻の仕業です。技を仕掛けるのはいいけれど、メモくらい残してよ〜(笑)。
先週行われた「豆花展」で柳忠義さんの器を購入したあと、無造作に庭のノイバラを生けました。一週間で芽がおおきくなり、小葉らしく緑がくっきりとしてきました。
こういう品種は園芸種かどうか紛らわしいことが多いですが、こちらの解説によると間違いなくノイバラのようです。
今年も福寿草が同じ場所に芽を出してきました。昨年は2月に開花しましたが、あと一ヶ月ほどです。
体内に蓄えた記憶により、自然を感知して芽を出し、しかも光量に応じて花の姿を変える。ほんとうにスゴイですねえ。その生命を思うだけで、何にとはなしに感謝したくなります。
上天気に誘われて、というか、妻にクルマを乗り取られたおかげで(^^)、市内をぶらぶらと散策しました。石関町界隈に歩みを進めると、ちょうど「アートスペース油亀」で「花のための器展『豆花展』」が開催されていました。
その小さな花器に、見慣れない赤い実を発見。ナンテンなどの在来種とはちょっと趣が異なります。写真を撮り調べてみると、どうやら「ヒペリカム(小坊主弟切)」という園芸種のようです。ここにとても詳しい解説があります。
姿が可愛らしく生け花などによく使われる品種のようなので、庭の花ではありませんが、メモ代わりにアルバムに記録しておくことにしました。
5月から6月にかけて一風変わった姿で魅了するニゲラが、すごい勢いで自生しそうな気配です。
ジャリの下のわずかな土のなかでは、どんな触手が根を生やしているのだろう。地上の姿に負けないくらい尖ったかっこうで根を張っているのだろうか。
庭石との取り合いが面白く、モンドリアン風に並べてみました。プレビューをつなげてみると、お家のように見えるでしょ(^^)/。
今年もスイセンが咲く季節になりました。こちら岡山では、瀬戸内海にある六島(むしま)のシンボルフラワーになっています。
スイセンにはその学名がNarcissusであるように、呪いをかけられ水面に映った自分の容姿に恋をする美少年ナルキッソスの逸話が込められているそうです。どうりで、うつむいて咲くわけです(^^)。
それと、スイセンはその姿とはうらはらに毒のある花として知られていますね。どの程度の毒なのか調べるうちに、「医薬品情報21」というサイトに行き当たりました。なかなか面白い内容です。
スイセンを食べると立派な中毒になることがわかりますが、殺人の道具にはならないようです。Wikipediaに「スイセンの致死量は10g」とあるのは、嘔吐しなければということでしょう。
これは庭の花ではありません。妻が園芸店で買ってきたものです。花束のなかで花も付けないのにいつまでも葉が青く、そのまま花瓶に生けておいたところ、葉脈から花が咲き。「え〜っ、何コレ!?」と話しに花を咲かせてくれました(笑)。
はじめのうち、昔ときおり目にすることもあったナギイカダかと思いましたが、葉の先に固い刺がないのでボツ。しばらく調べるうちにルスクス・ヒポフィルムに行き当たりました。
首の下の視界にいつも青々とした葉が見える花って、どんな気持ちなのでしょうね。
花期6~8月の夏の花ですが、そのころ抜き取って水鉢に指したまま放置していました。そのホオズキが枯れて、今朝の陽光のなかで見事な姿を見せていました。枯れても枯れても、どこか魅了されます。背景のテーブルはプロトタイプのクッキンガーデンです。
かれこれ3年くらい前から、庭の水栓の下で生きているダイモンジソウです。名前のとおり花びらの下側の花弁が大きく伸び、確かに漢字の「大」の字に似て見えます。背景を暗くして写真を撮ると、もう少しで消えそうな線香花火のようにも見えます。蕊の形が面白いので、ちょっとアップで撮ってみました。
庭のコンクリート格子のなかで、まるでお天気草のように、光をあびたときだけ大きく花を広げます。もう終わったかと思うとパッと開く。ちょっと動物のようです。
ガザニアの葉の裏には白い繊毛が密集しています。お灸のモグサはヨモギの葉の裏の繊毛をかき集めて作るというけれど、ガザニアで代用するとどうなるのだろう。きつ〜い、お灸になるのかな(笑)。
今年の5月にもこのコーナに紹介した同じノイバラが、秋に花を咲かせました。前回のときは白の単色でしたが、今回はいつものバニライエローの単色と、先端に赤が入ったものとが咲きました。
美しく咲いているのはほぼ一日。短命の花です。
庭からちょっと歩いた散歩道に、土砂を廃棄した小さな盛り土ができたのは1年前? なんかいやだなあと思いつつも、四季の移ろいとともに植物が根付いていく様子がうかがえます。
そんな10月の初旬、もっこりとした土山の一面に、真っ赤な花が咲きました。何の花だろう? 周りに聞いても確答はありません。「野の花散歩図鑑」にも。
こまったときの神頼みは、実は念仏(笑)。なぜかというと、お寺のご住職のデータベースが便りだから。「浄土宗摂取山念佛寺とフォルクローレ」に公開されている「花の写真pHOTo検索30」はほんとにすばらしい。何しろ、色や月、撮影場所といった条件で曖昧検索ができるのです。
「赤い花」をベースに9月と10月で検索して見つけたのが、タイトルの「ハゴロモコウソウ」です。細かく観察すると違いがあり、断定はできませんが、かなり近い感じがします。
ところで、ハゴロモコウソウって、羽衣高僧なんでしょうか(^^)。
この花を見ていつも反射的に思い出すことがあります。庄司薫さんの「赤頭巾ちゃん気をつけて」に出てくる
「シワよせて 煙草すうかや ワレモコウ」
の一句です。本当の意味はわかりませんが、なんだかこう、シブイとショボイがうまく言い表されているようで記憶に残ります。
それにしてもこの一句で30何年ですからね(笑)。記憶ってどういう仕掛けになっているのだろうと、つくづく思います。
このワレモコウ、他にも命名の経緯の面白さ、楽曲の「吾亦紅」の歌詞をめぐる議論と、地味な姿とは裏腹になにかと話題が多い、ちょっとお得な野の花です。
いつもの散歩道で、小さなツリガネを見つけました。写真に撮り以前紹介した「野の花さんぽ図鑑」で調べると、どうやらツリガネニンジンのようです。
でも、もう少し調べると変種が多いことで知られる草花らしく、今回も「たぶん」ツリガネニンジンです。
ツリガネニンジンの英名はLadybellsだそうです。ふ〜ん・・・他にLadyが付く植物ってどんなのがあるのだろうと想像が膨らみ、調べると、いやはやいっぱいありますね。Lady fingersには刺がいっぱい生えているし(笑)、Ladys slipperなんてのもあります。Lady fingersの名付け親は男性の学者でしょうか(^^)。
極めつけはLadys tresses。これって、ネジバナのことなんですね。tressesって、ふさふさの髪とかの意味のようですが、ブレイズ(編んだ髪)の方が近い印象ですね。
出張から帰った休日の朝は、ちょっとミラクルです。この時期に2〜3日も家を空けると、数日間の植物の変化を一気に目にすることになりますからね。
今回のサンシュユの実もそうです。何しろ、突然、2センチ近い実が出現したのですから。苗木を植えてたしか3年目ですが、はじめて見るサンシュユの実が、こんなに立派とは思いませんでした。
ポップコーンのような黄色い花がはじけたのが3月でしたから、それからちょうど5ヶ月です。
この実は食べられるようなので、もう少ししたら食べてみようと思います。楽しみです。「目眩、インポテンツ、夢精などに効く」という薬効の疑問は、解消するかな(笑)。
この花を最初に見たのは、どうやらトイレにある一輪挿しの中でした。なのに、ネジれていることに気づかず、本日の散歩で道ばたで見つけたとたん、「あら、見てないのね」と(笑)。
それにしても、見事な螺旋です。何を思ってこんな姿を見せるのか。株分けをして庭に植えようかと思いましたが、調べてみると水辺の菌類と共生していて、栽培は難しいようです。野の花として愛でることにしましょう。
今年も、デッキに埋め込んだ小さなビオトープにシラサギスゲが花を付けました。ほんとうに涼やかな姿に見ていて飽きません。立ち姿が実に美しい。
ほとんど陽が落ちて、ビール片手にクッキンガーデンでくつろぎのひととき。そこにいつもあるのは、飲み物とカメラ。そんな贅沢な庭の時間のなか、シラサギスゲに見とれて撮った一枚です。
これもお隣さんの菜園に咲いているコスモスです。コスモスといえば秋ですが、春咲きの早生品種も多いようです。
この季節にコスモスを見かけると、きまって「春なのにコスモスみたい〜♪」というCMソングを思い出すのはわたしだけでしょうか。調べてみると、資生堂が1973年に春のキャンペーンとして流したCMですね。
35年も前のことなんて、思い出せるCMは他にないと思うけど、なんでこれだけがず〜っといつも記憶の上層を漂っているのだろう。不思議です。すごーく若いころの記憶だけど(汗;)。
我が家の庭は、南側がブロック二段でそのままお隣の菜園に接続しています。草が生えると境界がわからないほどの緩い接続。現在の土地を買ったのはいまから30年ほど前ですが、ブロック二段という境界に当時の近所付き合いが忍ばれます。
その後、世代がひとつ変わりましたが境界はそのまま。そして、お隣さんとの時折の庭ごはんに、先代の思い出が話題になったりします。ありがたいことです、ほんとうに(^^)。
その現在のお隣さんの菜園に、今年もヒマワリが大輪を咲かせました。
かれこれ6〜7年前に買ったフェイジョアの木に、今年も花が咲きました。なかなか強い木で、元気がなくなったなと思ったら、自分で葉を落とし、新芽を出します。でも、実が付いたことはありません。
フェイジョアは単独品種では受粉しないといわれますが、品種によっては同じ木で受粉させても結実するようなので、うまく花がそろったら受粉させてみようと思っています。
毎年、ちょっと茂った草むらに顔を出します。別名、地獄蕎麦などといわれる名前とは裏腹に、きれいな花を咲かせます。
「こまわり君」の生け花のカットに登場する定番の植物でした(^^;)。
独特の臭みがあり、葉をちぎったりするとつい顔をしかめるほど。この臭いは薬効の印なのでしょうね。子供のころ、祖母がドクダミを煎じて飲んでいた風景が記憶に蘇ります。
本日のゴスロリです(笑)。
前のメッセージのニゲラを撮影した5月17日から20日間でこんな姿になりました。この大きな実のなかにあるのが、名前の「黒種子」です。初夏になると実がはじけて黒い種が散る。その日が楽しみです。
それにしても、なぜニゲラの実は72度の角度を知っているのだろう。ミニトマトは必ず、実、葉、葉、葉、実の順序だし・・・。その方が設計が簡単だったのかな(^^;)。
(撮影:5月17日)
掲載したくても名前がわからず、ずっとサスペンドしていた気になる花。出張から帰ると妻が見つけていました。
「ね、捜索中のあれ、ニゲラだって」
「なに? ニゲラッテ、変わった名前だね」
「ばーか、ニ・ゲ・ラ、っていったでしょ」
思いがけない名前にしばしの混線(笑)。
調べてみると、別名が黒種草。なるほどなあニグロかと、ラテン語の奥深さというか、原語感覚を味わったのでした。なんかこう、ゴシックな感じの花だと思ってましたが、これに「黒」があるとわかって、ゴスロリを思い出したのは「もやしもん」のせいです。きっと(^^;)。
菜園の脇に妻が植えたスイートピー、三カ所それぞれに、赤、白、薄紫がいちどに咲きました。
いま調べてはじめて知りましたが、「赤いスーイトピー」が歌われた時代には赤のスイートピーはなかったのだとか。そうなると、実在しない花に何が託されたか、どうしたって歌詞が知りたくなるというもの。で、調べてみました。
「心の岸辺に咲いた 赤いスイートピー・・・線路の脇のつぼみは 赤いスイートピー・・・翼の生えたブーツで I will follow you・・・心に春が来た日は 赤いスイートピー」
スイトピーの花言葉が「門出・思い出・別離」であることと、実在しないことをこのフレーズに重ねると、なるほど失恋の歌かと思えてきます。初恋の運命を実在しない花に重ねて描いてみせた詩のうまさ。え?・・・考え過ぎ、例によって妄想?(^^;)
i-cubeさん、こんにちは。投稿ありがとうございます。
なんとも清楚な姿のクレマチスですね。この姿につけられた種名が、カートマニー・ジョーというのも面白いですね。即、思い出したのはポール・マッカートニー(笑)。それにしても、同じクレマチスでもずいぶんと姿が異なるんですね。
興味が沸き調べるうちに「クレマチスアルバム」というコーナを見つけました。クレマチスだけでこんなにバリエーションがあるとは! いままで何気なく見ていた花も、そうとう数がクレマチスだったかも(^^)。
ところで、i-cubeさんのところのアジサイ、我が家よりずいぶん早いですね。こっちはまだこれから。アジサイに限らず、全体的に花や野菜の開花が遅いのはなぜなんでしょうね。
これからもよろしくお願いします。マイガーデンのボードにもいっぱい花が咲きますように(笑)。
クレマチスが咲きました。以前PUTONさんがテッセンをアップされていましたが、これはカートマニー・ジョーという品種でテッセンとは同じクレマチスとは思えないくらい、花も葉っぱも違います。
標準的な開花時期から約3ヶ月遅れで、しかも数は少ないですが、剪定のしすぎで今年の花は絶望的だっただけに感動です。
下は季節はずれではなく、まさにシーズンまっただ中の済州島アジサイです。
もう季節は夏ですね。
植えて三年ほどになるシャラの木に花が付きました。そして、咲いたと思ったら、すぐ落ちます。
「落ちたとき、たいてい花が上を向いているのよね」
とは妻のひとこと。いわれてみると確かにそうで、地面に落ちた花はどれも上向き。ガザニアの林のなかに異形の花を咲かせたりしています。上向きに落ちる花、こんなところにも空気力学の法則が生きてます(笑)。
いくらでも落ちるのでもったいなくてと、妻が拾い集めた白花が玄関の器のなかに並んでいました。こうして並べると、まるでシュウマイか何かのようです(^^;)。
毎年この季節になると、どことはなく顔をのぞけるホオズキが、今年も花を付けました。
放置しているだけならいいのですが、掘ったり踏んづけたりする場所から顔を出すせいか、いつもどこか傷ついた佇まいを見せます。その姿に「鬼灯」の面影が重なります。
いつも庭の決まったところに咲くノイバラです。単色の花が付いたのをあまり見ることがなく、写真右のように、たいていはピンク、白、赤のラデーションを見せてくれます。
左は、めずらしく目に止まった白花です。でも、これもやがて色づくのかもしれません。
この花、家族の間ではテッセンと呼び習わしていますが、実際にはたぶん、クレマチスの園芸品種ではないかと思います。
いつも、ケヤキの枝にからまって鈴なりに花を付けます。ケヤキの新緑と、白くペインとした木格子なのかで、よいアクセントを添えてくれます。
いつでも庭にあって、涼やかな姿で気持ちを和ませてくれる葦の草。でも、名前がわからず掲載もままならない。そんな状態がずっと続いていました。そのイライラが、やっといま解消。
「あ、ねえ、十和田葦だって」
「おお、コレが、アレか!」
宝箱を開くパスワード??? いえ、ホームセンターで苗を物色していた妻の発見でした(笑)。
記憶の映像検索ができるのは、いまのところ人間だけ。いつかGoogleもできるようになるのかな。そんな物騒なことになる前に、もっと目が見えるように心を鍛えなくては。
といっても、新色発表会ではありません(笑)。
少し湿り気のある日当りの悪い場所に、密かにカラーが葉を覗かしていました。とても艶やかにきれいな葉です。ビオトープのカラーのように根が詰んでいないんでしょうね。
でも、なぜここにカラーがといぶかしがると、これもやはり妻の仕業でした。共働きのはずなんだけど(笑)。
絶滅したか(させたか)と思っていたアスパラガスが、バジルの林のなかから顔を覗けました。林をかき分けてよく見ると、太めのボールペンくらいな茎が一本と、指先ほどの茎の頭がありました。
雨上がりのせいで、若い茎に砂がいっぱい飛び散っているその姿が、かえって初々しくみえますね。
お隣さんの畑ではもう一ヶ月前くらいからぐんぐん伸びていましたから、相当に出遅れのアスパラガスです。今日はしっかりと雨が降ったので、明日には食べごろかもしれません。
やっと出てきたことを思うと、なんだか採るのをためらいます。でも、姿が整ってくると、可哀想な気持ちより食欲が勝っちゃうんですね(^^;)。
枯れ果てた小さなビトープのなかで、カラーが何とか冬越しをしたようです。カラー(オランダ海芋)の葉が大きくなってきました(写真左)。ただ、花がかなり捩じれて育っている様子から、相当に根が混んでいるようです。
同じ鉢でミズカンナの葉も出始めています(写真右)。近いうちに根切りをかねて、鉢の中を整理した方がよさそうです。
もう何年も前からデッキの下に自生しているスズランが、今年も花を付けました。まだ一番花といったところで、小さなカップが並ぶのが楽しみです。
右の写真は、開花直前のアマドコロ(甘野老)です。これも、スズランの近くに自生しています。
自分では植えた覚えがないので「自生」と書きましたが、そもそも自生の定義ってどうなんでしょうね。調べると、とてもこの庭にスズランが自生したとは思えなくなり、妻に聞くと・・・
「あ、植えたわよ。ずいぶん前に、実家からもらってきたの」
と、いともあっさり。
「庭よりも、妻の日常、我知らず」
このつぎは何が「自生」してくるか。そのときはまずは自省しなくては(笑)。
生きていたチューリップの花が開きました。他にも生きていた株があり、もっか二輪の花の趣きです。
何年か前チューリップの球根を庭のどこかに植えました。これといった手当もしなかったせいか花も咲かないまま、植えたこと自体を忘れていました。
そのチューリップが、どうやら息を吹き返したようです。よく見ると、ふた株の花弁が赤く色づきはじめています。生きていたんだねえと、そんな話をしていたら、iTunesでチューリップどうかしらと妻の声。
「♪きみの心へつづく
長い一本道は・・・」
すぐになつかしいメロディーが流れてきました。
散歩道でツクシを見つけたのは先週のこと。そのときはよく目に入ったなという感じでしたが、一週間経った昨日は、そこかしこにツクシが伸びていました。
来週には、佃煮になって全滅かも(笑)。手間はかかるし指も真っ黒になるけど、土筆の佃煮はなかなか美味しい。手間とご利益のバランスがイマイチなのが残念ですが(^^)。
水ワサビを庭で育てることはできそうにありませんが、畑ワサビならなんとかなりそうなので苗を購入しました。ただ、これも炎天下には弱いとあり、夏場には陰になりそうな場所に植えましたが、対策不足かもしれません。鉢植えにして気温に応じて移動できるようにした方がよさそう。
葉の形といい、花とのバランスといい、姿がとても魅力的です。
休日に庭に出ると、突然、オダマキが花を付けていました。妻が苗から植えたものです。
この花、よく見ると、かなり特徴的な姿をしています。花弁の付け根が茎から離れて見えます。調べてみると花弁に見えるのはガクだそうです。
オダマキは炎天に弱いとあり、この場所で大丈夫かなと思いましたが、秋撒きの品種なので大丈夫かもしれません。
このモクレン、毎年蕾はできるのですが、昨年、一昨年とまったく花が付きませんでした。というより、花弁がのぞいたと思ったら鳥がついばむのです。柔らかいところから全部食べちゃう(>_<)。きっと、美味しいんでしょうね。
今年こそと、毎年の鳥の襲来に備えてネットを張りました。効果抜群です。まだ小さな木ですが、ことしは身の丈に似合わないほどの白い花が付きました。ほのかに甘い香りが何とも心地よい。
春を告げる代表的な植物ですが、調べてみるとバラ科なんですね。
放っておくとどんどん枝が伸びるため、昨年かなり刈り込んだせいで雪の固まりのようには見えませんが、緑の葉とのコントラストもきれいです。
実が割れて一週間たった今日のサンシュユです。現状、ポップコーンの炸裂といった状況です(^^)。
一週間ごとに定点撮影してパラパラ漫画にすると、きっと、黄色い線香花火が撮れる。それに気づいたのが今日。ちょっと遅かった。
もしかしたら、庭にいちばんに咲いたのがスイセンだったかもしれません。小柄で花が下を向いているので、撮りそびれました。
こうして低いアングルから写真に納めてみると、青空とのコントラストのなかで、まるでヒマワリのようです。
外来植物の和名は、どんなにして付けられるのだろう。ヒヤシンスには、風信子、飛信子が与えられています。これなど、音を引き継いだ名前なのかな。ヒ=飛、シン=信、ス=子ってことでしょうか。ちょっと安直(笑)。
飛信子という字から女性をイメージしますが、ヒヤシンス本来の意味によれば同性愛者の美少年だそうです。土を押し上げている様子からは想像できませんが、飛信子の本当の姿が垣間見えるのは、花が満開のとき?
早朝、庭の草むらをかき分けると、ムスカリが顔をのそけていました。よく葡萄の房に例えられますが、草むらから頭を持ち上げている様子は、土筆の胞子にも見えます。
でも、写真を拡大すると花はきれいな釣り鐘状で、まったく別世界ですね。白花のムスカリも見たいものです。
植物は、風景のなかで見るのと、一輪挿しに生けて見るのと、さらにマクロや顕微鏡で拡大して見るのとで姿が大きく変わり、そのどれもが面白くて美しいのに感心するばかりです。
春よ、どんどんやってこい!(^^)
固い実が割れて、黄色い花弁が少し顔を覗けました。線香花火のような賑やかな開花までもうすぐです。
このサンシュユ、薬用酒の原料となる生薬に使われたりします。薬用酒にもあろいろありますが、ちょうどいま飲んでいる鞆の浦の保命酒にも入っていますね。
薬効ですが、調べてみると目眩、インポテンツ、夢精などとあります。飲み過ぎないように気をつけなくては(^_^;)。・・・ん、あれ? それらに効くということは・・・二番目と、三番目は矛盾するような気がするけど。どうなんだろう。効き目で確認できるかしら(笑)。
冬越えをしたルッコラに花が付きました。先日、外観と味から、なんとなくトウが立つのかなと思っていたら、あっという間に茎が伸びて花が咲きました。その早さにビックリ!
それにしても、ルッコラの花がこんな形だったとは。もっと可憐な姿を想像していましたが、なんとなく昆虫の羽に見えるのは私だけでしょうか(^^)。
この草が「ツルニチニチソウ(蔓日々草)」という名前だとは、何十年もこの花びらを見ながら、いまにしてはじめて知りました。何しろ、普段は「プロペラ草」なんて愛称で呼んでましたから。
職業病(あはは・・・)と、思ったら、「プロペラ 草」でググれたのでなおビックリ。ビョーキじゃないようで安心しました(笑)。右の写真はその若葉です。
Spring has come. をはじめて耳にしたのは、たしか中学校のころ? バネでないスプリングがやってくるというのが、ひどく新鮮でした(笑)。たしか、This is a pen.と一緒に習ったのでした。いや〜、唱歌の「みいちゃん(みよちゃん?)」と同じくらい懐かしい。
それから○○年経ったというのに、子供の頃のように春は明るくポカポカとやってくる。これって、当たり前かもしれないけれど、つくづくありがたいなあ。
2月もまだ半ばだというのに、いきなり夏日近くまで気温の上がった今日この頃、庭の小屋の床下でフクジュソウが満開の花を咲かせました。右の写真は、コンクリート格子の間から顔をのそかせた小ネギです。妻のしわざ(^^;)。(投稿:2月15日)