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PUTON 2009/12/07

庭のテーブルで過ごす時間が増え季節が夏に近づくと、もうひとつの大切なことに気づきました。木陰の必要性です。幸い我が家の庭にはケヤキの木があります。ケヤキといえば大木を想像するかもしれませんが、テーブルを置いた2008年の時点ではまだ二階の軒先に届かないほどでしたから、十分な木陰とはいえませんでした。直射日光の降り注ぐデッキの上を、木陰をもとめて移動するのではくつろぎは得られません。

そこで、インターネットで日除けを探してみました。しかし、なかなかピッタリのものがありません。たいていは自立型のパラソル状のもので、デッキに置くにはかさばります。壁に取付ける張り出し式のものも考えましたが、デッキの出幅が4mくらいあるので無理があります。唯一、三角形のタープが使えそうでしたが、取付け取り外しが面倒そうです。

そうした試行錯誤のなかでイメージしたのは、海辺のホテルで見かけるような、可動式の日除けです。ロープの端を巻き上げることで布がスルスルと延びてくる開閉式のもの。これを建物の外壁から敷地境界に張ることができれば理想的です。問題は、そういう日除けが手に入りそうにないことでした。しかしこれも、仕掛けは簡単だから作ればいいやと、手作りすることを決めました。写真の絵はその原理です。

図中の青が固定ロープ、赤が可動のロープと日除けです。Aを下に引くと日除けが壁側に広がり、Bを引くと閉じます。閉じるにはロープを引くだけでなく、日除け自体を手で動かす必要がありますが、お手製と思えば苦になりません。シンプル・イズ・ザ・ベストという言い訳もあります(笑)。外壁への固定は市販の端部金具を使いました。Aのロープも下側付近にも同様の金具を取付け軽く結束します。我が家ではこの日除けを二連で使ったのでAのロープが4本あります。これがばらばらだと煩雑なので、4本を左の端部金具にまとめています。

日除け布はホームセンターで手に入る、ごく普通の西日除けのシェードです。これを適当な間隔でタックを取り、簡単に縫い合わせて両端に直径20mm程度のハトメを取付けロープを通します。タックの部分を縫う際に園芸用のプラスチックの骨(キャベツなんかの覆いをするとき使うもの)を入れると布に張りができてカッコよく仕上がります。これで、「海辺のホテルで見かけるような可動式の、マイ日除け」が完成です(^^)/。

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