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PUTON 2011/08/26

庭のバジリコで我が家定番のアラビアータを作りました。我が家というかワタシ定番という方が正確です。ちょっと贅沢にアサリが入っているので、正確にはアラビアータではないかもしれません^^

このアサリですが、実は冷凍ものです。といっても、普通にスーパーで買ったものを砂出しをしてそのまま台所の冷凍庫に入れて凍らせたものです。妻が普通にそうしていました^^;

しかし、このアサリって、普通に死んじゃいますよね。冷凍人間よろしく解凍するとピョンピョン跳ねるわけがない^^ ということは、調理しても口を開かないだろうと。でも、ま、いいや。箸かフォークで開けばいいや、と。

ところがです、これがちゃんと口を開くんですねえ〜。いや、意外です。少し余分に時間がかかりましたが。味はですね、やはりちょっと固い感じです。これはたぶん、開くのに時間がかかるからでしょうね。

***

この冷凍アサリ、後日談があります。

冷凍したアサリは死んでいるはずなのに、どうして口を開くのか気にかかり、調べてみたのです。

まず、アサリが生きているか死んでいるかは口の開き方にはあまり関係がなく、加熱することで貝柱が縮むために貝が開くようです。ただし、新鮮さは関係するらしく、次のような記述があります。

> 「死んで時間がたった貝は、生でも口が半開き。いわば死後硬
> 直が解けた状態だ」と話す。筋肉を動かすためのATP(アデ
> ノシン3リン酸)というエネルギーがなくなり、貝柱が伸び切
> ってしまったのだ。

つまり、死んでしまっていたアサリは加熱しても口はせいぜい半開きにしかならないようで、さらに、開き方は冷凍と解凍に関係するとあります。

> 殻ごと冷凍、室温で解凍した場合も半開きが多い。ところが
> 「新鮮な貝を急速冷凍、急速解凍した場合は、口が開きやすい」
> と潮助教授。ゆっくり解凍するとATPがよそで使われるが、急
> 速解凍した場合はまだ残っている。解凍で細胞膜が壊れ、カルシ
> ウムイオンが大量に流れ込んで貝柱が縮まる。

いったん冷凍にすると死んではしまうけれど、急速冷凍、急速解凍が冷凍アサリをおいしく食べるコツというわけです。

これとは別に、こんな実験に挑戦した人もいます。アサリを水に入れたまま氷のなかに閉じ込め、その氷塊ごと煮沸して解凍するというものです。この方法だと、

> アサリ達は口を開き始めました。それも100%。口を開いたら火
> をすぐに止めます。アサリは冷凍といえど熱を加えれば加えるほ
> ど硬くなり味が落ちます。味はどうかと確かめると、ウーン。美
> 味いです。これはすごい。明らかに、水を抜いた方法より、アサ
> リも柔らかく味も上でした。脱帽です。

だそうです。いや〜、面白いなあ。こんどやってみよう^^/

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