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PUTON 2011/06/13

●写真の植物はキバナコスモスではなくオオキンケイギク

先週この写真を「キバナコスモス」と紹介しましたが、「オオキンケイギク」に訂正します。写真を見たコレオプシスさんが間違いを指摘して下さいました。コレオプシスさん、ありがとうございました。

調べてみると、キバナコスモスとオオキンケイギクは花の姿がよく似ていて、間違われることが多いようです。実際、花を見ているだけではまぎらわく、ぼくも見過ごしてしまいました。見分け方として、ウイキペディアでは葉の形の違いを掲げています。それによると、「オオキンケイギクは狭倒披針形であるが、キバナコスモスは羽状深裂に似た形」とあります。

今回、この両者の違いを写真に収めようとしたのですが、残念ながらキバナコスモスを見つけることができませんでした。しかし、間違って掲載した花の葉を見ると、写真のように確かに細い葉が倒れながら生えています。一方、キバナコスモスの羽状深裂というのは、被子植物の用語解説によると「葉の中央に一本の太い中央脈があって、その両側に測脈が「羽状」に出ている葉の裂け方」を指します。その理解のもとでウイキペディアのキバナコスモスの写真を見ると、確かに葉の形が異なります。というわけで、掲載の写真の植物はキバナコスモスではなく、正しくはオオキンケイギクです。

●オオキンケイギクが在来種の植生に与える影響

ところでこのオオキンケイギク、ここ数年で見かけることが多くなったと思います。しかも、群生していることが多い。調べて行くと、この点についても重要な指摘があります。環境省の「特定外来生物の解説」ページによると

「強靱な性質のため全国的に野生化し、在来生態系への影響が危惧されている」

とのことです。このため「2006年に外来生物法に基づき特定外来生物として栽培・譲渡・販売・輸出入などが原則禁止された」(ウイキペディアによる)そうです。特定外来生物の指定を受けてからは駆除が行われているともあることから、商行為ではないとしても栽培は控えた方がいいと思います。

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