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PUTON 2009/05/06

先に掲載した大橋明子さんの「うきうきキッチンガーデン」に、二冊の本が紹介してあります。「植物は気づいている」と「植物の神秘生活」です。今回は前者をとりあげます。

大橋さんがコラムのタイトルに「植物は人の思いに反応する!?」(前掲書、大橋、p49)と書いているように、「植物は気づいている」は、植物には何かしらの知覚力があり、世話をする人との間で情報伝達をしていることを、まことに根気づよく証明しようとした労作です。

その証明方法の中心となるのが、1950年ごろアメリカで犯罪捜査に多用されていた嘘発見機です。著者のクリーブ・バクスターは、元CIAの尋問官として嘘発見機(ポリグラフ)に関わるようになり、ポリグラフ検査官の養成学校の経営者として腕をふるうようになります。しかし、42歳のとき(1966年)思いつきで観葉植物に嘘発見機を装着したことで、その後の人生が一変することになりました。

「植物は気づいている」はその経緯にはじまり、著者がいかにして「植物に意識がある」ことを証明しようとしたか、そして、その主張と発見がいかに多くの非難にさらされてきたかを記した労作です。それから40年以上が経過した現在も著者の主張は、少なくとも頭皮のマッサージがハゲ防止に効くという程度には認められていません。植物にかかわればかかわるほど、バクスターの指摘に納得できるようになる自分からすると、この本は、たんに内容が興味深いだけでなく、悲劇の書のようにも思えます。

なお、関連する本として「嘘発見機よ永遠なれ」という大冊があります。こちらは、嘘発見機を通してみるアメリカの国民性のような趣があり、これはこれでたいへん面白い内容です。

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